北米週末興行 ポン・ジュノ監督のSF映画「ミッキー17」初登場1位

(2025年3月9日11:00)

北米週末興行 ポン・ジュノ監督のSF映画「ミッキー17」初登場1位
「ミッキー17」(日本版公式サイトから)

北米週末興行3月7日金曜日(現地時間)、同日公開された「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督のSF映画「ミッキー17」が興行収入770万ドルを記録して初登場1位になった。2位は「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」だった。

1位「ミッキー17」

米興行サイトBox Office Mojoによると、3月7日の北米興行収入はポン・ジュノ監督のハリウッド映画「ミッキー17」(原題:Mickey17)が興収770万ドル(約11億4000万円)を記録して1位をキープした。
「パラサイト 半地下の家族」(19)で第72回カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞。さらに第92回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞を受賞する歴史的快挙を成し遂げた韓国のポン・ジュの監督が、エドワード・アシュトンの小説「ミッキー7」(22)を映画化した。労働が搾取される近未来に、死後も新たな肉体を得て再生する任務を帯びた使い捨てワーカーの主人公・ミッキーが、過酷な任務で命を落として何度も生き返るなか、自分のコピーが現れたことがきっかけで権力者たちに反撃する。
ミッキーに「トワイライト」シリーズ、「TENET テネット」(20)、「THE BATMANーザ・バットマンー」(22)などのロバート・パティンソンのほか、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(19)などのナオミ・ワッキー、スティーヴン・ユアン、トニ・コレット、マーク・ラファロなどのキャスト。日本は3月28日公開。

2位「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」

2位は前週1位だった「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」(原題:Captain America:Brave New World)で、興収2100万ドル(約3億1000万円)だった。
マーベル・コミックス原作のスーパー・ヒーロー映画「キャプテン・アメリカ」シリーズの4作目。主演はクリス・エヴァンスに代わり新たにアンソニー・マッキーが務める。監督はジュリアス・オナー。”キャプテン・アメリカ“を襲名したファルコンことサム・ウィルソンは、米大統領のサディアス・E・”サンダーボルト“・ロスと面会し、世界的な規模の事件の渦中にいることを知る。ロスが開く国際会議でテロ事件が発生し、世界大戦の危機に発展する中、キャプテン・アメリカが新たな陰謀脅威に立ち向かう。(2月14日、日米同時公開)

3位「ラスト・ブレス」

3位は「ラスト・ブレス」(原題:Last Breath)の興収116万ドル(約1億7000万円)だった。
2012年に北海で実際に起きた深海潜水事故を追跡した2019年の同名ドキュメンタリーを原作にした深海パニック映画。潜水艇で点検作業中に荒波で母船が不安定になり、通信と酸素供給が絶たれ、海底数百メートルに閉じ込められた乗組員を救出するために、荒れ狂う風雨と戦うベテラン深海ダイバーたちの死闘を描く。 監督はアレックス・パーキンソンで、ウディ・ハレルソン、クリフ・カーティス、シム・リウ、フィン・コール、 リズ・カーンなどのキャスト。

4位「ザ・モンキー」

4位はホラー映画「ザ・モンキー」(原題:The Monkey)で、興収110万ドル(約1億6000万円)だった。
ホラー小説の帝王スティーブン・キングの短編小説「猿とシンバル」を原作に、「スクリーム・ガールズ 最後の絶叫」などのオズグッド・パーキンス監督が映画化。双子の兄弟が屋根裏部屋で父親の古いおもちゃの猿を見つけるが、周囲の人が相次いで死亡したことから猿を捨てるが、数年後に再び不吉な死が続くという内容。主演は「ダイバージェント」シリーズなどのテオ・ジェームズのほか、タチアナ・まずらにー、イライジャ・ウッドなどのキャスト。

5位「パディントン 消えた黄金郷の秘密」

5位は「パディントン 消えた黄金郷の秘密」(原題:Paddington in Peru)で興収90万ドル(約1億3000万円)だった。
マイケル・ボンド原作の児童文学「くまのパデイントン」を題材にした映画「パデイントン」シリーズの第3作目。パデイントンとブラウン一家は、老クマホームで隠居生活を送るルーシー叔母さんに会うために、パデイントンの故郷ペルーを訪れが、おばさんは冒険に出たらしいことを知り広大なジャングルへと向かう。ヒュー・ボネヴィル、エミリー・モーティマー、ベン・ウィショー、イメルダ・フィルムズなどの出演。(日本は5月9日公開)