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映画
ダニエル・クレイグ主演「クィア/QUEER」一途で切ないラブストーリーの新ビジュアル解禁
(2025年4月15日9:40)

「007」シリーズのジェームズ・ボンドを卒業したダニエル・クレイグ主演のラブストーリー「クィア/QUEER」(5月9日公開)の、一途で切ない恋愛に溺れていく主人公・リーが最愛の人・ユージーンが寄り添う姿を捉えた新ビジュアルが解禁になった。
『君の名前で僕を呼んで』(17)で、ティモシー・シャラメ演じる17歳の主人公と大学院生(アーミー・ハマー)のひと夏の切ない恋を描いたルカ・グァダニーノ監督が、今度は愛する相手と心身共にひとつになりたいと切望する男を描く。主人公の孤独な中年男リーを演じるのは、「007」シリーズの主人公ジェームズ・ボンドの鎧を脱ぎ捨てた新生ダニエル・クレイグ。ボンドとは全く異なる魅力で、自分を保てないほどに相手を求める圧倒的ピュアネスを演じきる姿は、あまりに痛く愛おしく、観る者の心を激しく搔き乱す。
2024年の第81回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミアを迎え、第96回ナショナル・ボード・オブ・レビューでクレイグが主演男優賞を受賞。第82回ゴールデングローブ賞でも、主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされるなど、多くの映画賞を賑わせている。
リーが恋する相手のユージーン役には、映画ファンの間で今年最高の“発見”との呼び声も高いドリュー・スターキー。一見クールで感情を露わにしない新世代に見えつつも、自身のアイデンティティへの戸惑いや葛藤が垣間見える絶妙な表情で、ユージーンの心の中の繊細なゆらぎを観客に突き付ける。
原作はビート・ジェネレーションを代表する作家ウィリアム・S・バロウズが、謎多き人生を赤裸々に綴り、一度は出版を封印した自伝的小説。トレント・レズナー&アッティカス・ロスが手掛けた音楽と、ニルヴァーナ、プリンス、ニュー・オーダーらの挿入歌が聴覚を、ファッションの新しい軌道を創り上げたJW Andersonのジョナサン・アンダーソンによる衣装が視覚を魅了する。愛を確かめるために男が選んだ数奇な手段とは──究極の愛を探し求める姿が、あまりに無様で崇高で、どこまでも愛おしいラブストーリーに仕上がっている。

この度、ダニエル・クレイグ演じる主人公・リーが、ドリュー・スターキー扮する最愛の人・ユージーンと浜辺で寄り添う姿を捉えた新たなビジュアルが解禁となった。
ユージーンに一目惚れしたリーは、彼と身も心も繋がりたいという気持ちを日増しに募らせていく。一途な想いを向けられ、ユージーンも気まぐれにそれに応えるが、感情を露にすることもなく、ミステリアスな雰囲気を崩そうとはしない。そんなユージーンに対し、リーは一緒に人生を変える奇跡の体験をしようと、幻想的な南米への旅へと誘い出す。
新ビジュアルは、エクアドルのマナビ県の最大都市マンタの浜辺でバスタオルをシェアして寄り添う二人の姿と“君がくれた 途方もない孤独”というリーのやるせない想いが表現されたキャッチコピーが添えられている。明るい陽射しの元で、愛する人と過ごす至福のひと時のはずなのに、サングラスの下でどこか物寂しそうな表情を浮かべるリーの姿が印象的だ。狂おしいほどに恋をし、相手を求めるリーの切々とした感情が胸に響いてくる。ダニエル・クレイグがすべてをさらけ出し、挑んだ、孤独な中年男性・リーのどこまでも愛おしくなる恋の行く末に注目だ。
【STORY】
1950年代、メキシコシティ。退屈な日々を酒や薬でごまかしていたアメリカ人駐在員のウィリアム・リーは、若く美しくミステリアスな青年ユージーン・アラートンと出会う。一目で恋に落ちるリー。乾ききった心がユージーンを渇望し、ユージーンもそれに気まぐれに応えるが、求めれば求めるほど募るのは孤独ばかり。リーは一緒に人生を変える奇跡の体験をしようと、ユージーンを幻想的な南米への旅へと誘い出すが──。
【クレジット】
監督:ルカ・グァダニーノ『君の名前で僕を呼んで』
出演:ダニエル・クレイグ、ドリュー・スターキー、ジェイソン・シュワルツマン、レスリー・マンヴィル 他
原題:Queer/2024年/アメリカ・イタリア/カラー/ビスタ/5.1ch/137分/字幕翻訳:松浦美奈 R15+ 配給:ギャガ
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5 月 9 日(金) 新宿ピカデリー 他 全国ロードショー