映画「惑星ラブソング」 時川英之監督オフィシャルインタビュー第2弾 キャストの魅力と撮影エピソード

(2025年5月17日10:00)

映画「惑星ラブソング」 時川英之監督オフィシャルインタビュー第2弾 キャストの魅力と撮影エピソード
映画「惑星ラブソング」ポスタービジュアル

映画「惑星ラブソング」の時川英之監督が、川平慈英、チェイス・ジーグラー、西村瑞樹(バイきんぐ)のキャストの魅力、撮影中エピソードについて語ったオフィシャルインタビュー第2弾が公開になった。

終戦80年になる現代の広島を舞台にアメリカ人観光客と広島の若者たちが出会い、過去と現在が交錯する不思議な物語、映画「惑星ラブソング」が6月13日(金)に全国公開(5月23日(金)より広島先行公開)となる。

主人公のモッチを演じるのは、本作で初めて映画主演を務める、若手実力派俳優として数々のドラマで存在感を発揮している曽田陵介。ヒロインのアヤカ役には映画、ドラマ、舞台と順調な活躍をみせる秋田汐梨。モッチとアヤカに広島で出 会う謎めいたアメリカ人観光客のジョン役は、ロサンゼルスを拠点に俳優、作家、音楽プロデューサーとして活躍するチェ イス・ジーグラー。UFO 博士役には、映画「容疑者 室井慎次」、ドラマ「不適切にもほどがある!」などで高い人気と幅広い 演技に定評のある八嶋智人、ミュージカルなど明るいイメージが強いが本作で個性的な悪役を演じる川平慈英が脇を固 める。
その他、谷村美月、さいねい龍二、バイきんぐ西村瑞樹ら豪華キャストも参加している。

監督・脚本は、国際映画祭で数々の賞を受賞し、『彼女は夢で踊る』『鯉のはなシアター』『シネマの天使』『ラジオの恋』な どの実績のある時川英之。広島に活動拠点を置く時川監督が終戦80年にあわせて手掛けた、若者たちと謎めいたアメリカ人旅行者との出会いをきっかけに繰り広げられる不思議で壮大なオリジナルストーリーとなっている。プロデューている。

この度、時川監督が、前回、モッチ役・曽田陵介、アヤカ役・秋田汐梨、UFO博士役・八嶋智人の魅力と見どころを解説したのに続いて、第2弾として川平慈英、チェイス・ジーグラー、西村瑞樹(バイきんぐ) のキャストの魅力、撮影中エピソードについて本編映像と共に紹介した。

川平慈英(カーター長官役)

映画「惑星ラブソング」 時川英之監督オフィシャルインタビュー第2弾 キャストの魅力と撮影エピソード
川平慈英が支配下の謎の組織のスタッフたちを英語で鼓舞するシーン

――監督が感じた魅力とは?
「川平慈英さんは 25 年くらい前に、僕がプロデューサーをしていたディズニーの毎週の番組に出演してくださっていて、とても親しい方です。今回、初めて映画でご一緒 させていただけるということで、個人的にも大変嬉しく思いました。慈英さんは舞台 やミュージカルで培われた他の人が持ってない明るさやエネルギーがあり、今回アメ リカ人の悪役をユニークに演じていただきました。編集をしていて気づいたのですが、 慈英さんが出てくるシーンは他とはかなり異質なのですが、なぜか慈英さんのシーン が出ると物語が大きく動き出すという不思議な推進力があり、作品に大きな動きを 作ってくださいました。それは彼自身が持ってる不思議なエネルギーに何か関係してるのかもしれません。

――作品の中で印象に残るシーンとは?
「謎の組織を率いるカーター長官を演じてくれた慈英さんは、支配下の30人くらいの様々な国の外国人たちがいるという 設定でした。毎回慈英さんがいろんな指示を出し、外国人たちが「イエッサー!」と声をそろえて叫ぶ、というのを撮影で繰 り返していると、慈英さんが、「そんなんじゃ聞こえねえぜ!」とか「まだまだ足りない!」とか勝手に盛り上げてくれて、最 後には一糸乱れぬチームが出来上がっていました。 Q3:撮影中のエピソードをお聞かせください。 川平慈英さんのシーンは近未来的な建物であるフマキラーの会社で撮影されました。黒いスーツを着て歩き回る悪そうで 面白いヒール役をノリノリで演じてくれ、長い撮影にも関わらず、撮影をとても楽しんでくれて、テイクを重ねる度に楽しそ うに笑ったり踊ったりして、「もっと広島で撮影していたいねー」と言ってくれたのはとても印象的でした」。

監督お気に入りの川平慈英のシーン。川平が支配下の謎の組織のスタッフたちを英語で鼓舞する場面

チェイス・ジーグラー(ジョン役)

映画「惑星ラブソング」 時川英之監督オフィシャルインタビュー第2弾 キャストの魅力と撮影エピソード

――ジョン役に選ばれた経緯は?
「アメリカ人ジョンの役は、アメリカ、ヨーロッパや日本で SNS での応募やエージェント からの紹介で約100人の候補者の中から書類選考、ズームでのオーディションを繰 り返し、最終的に物語のジョンに 1 番近い感じがするチェイス・ジーグラーに決まりま した。彼はロサンゼルス在住の俳優で、音楽プロデューサーもしている多才な人物です。今回初めて日本にやってきて、初めて日本の映画に参加するので、こちらも少し心配しましたが、チェイスの人となりがとても明るくオープンなので、他のキャストや スタッフともすぐ仲良くなってくれました。アメリカ人としてこの広島の平和の作品に 参加するということにも意義を感じてくれていてそれが作品に大きく影響したと思い ます。彼が撮影前に平和記念公園に行ったり、広島平和記念資料館に行ったりして、 いろんなことを感じたことがジョンというキャラクターを作ることに強く影響したと思います」

――作品の中で印象に残るシーンとは?
「ジョンと少年ユウヤが小学校の校庭で出会うシーンでは、チェイスの優しさやユニークさが出たと思います。ジョンの大き な包容力と不思議さ、それに対する少年の好奇心が交錯し、2 人の間に特別な結びつきが生まれるこの夕景のシーンは、理想的な形にできたのではないかと思います。実は撮影させていただいた小学校は、僕が子どもの時に通っていた学校 で、これに似たシーンを夢に見たことがあります。今回僕は自分の夢で見たものとかなり近いものを撮影できた、という驚 きがあります」

――撮影中のエピソードについてお聞かせください。
「撮影前、僕がこの映画に出てくる重要な歌「Peace song」をどんな曲にすべきか悩んでいた時、ジョンの役作りをしてい たチェイスがメロディーを思いついてパソコンで仮の曲を作って聞かせてくれました。その曲の雰囲気が驚くほどこの物 語に合っていて、そのまま映画で使うことになりました。チェイスが当時、平和公園に行ったりしてジョンになりきっていた から、自然と彼の頭にメロディーと歌詞が浮かんだらしく、今振り返っても奇跡的な出来事だったと思います。それが作品 の全体を引っ張っていく歌になりました」

監督が語るチェイス・ジーグラーのお気に入りシーン。ジョンと少年ユウヤが小学校の校庭で出会う場面

西村瑞樹(お好み焼き屋店主スケザネ役)(バイきんぐ)

映画「惑星ラブソング」 時川英之監督オフィシャルインタビュー第2弾 キャストの魅力と撮影エピソード

――監督が感じた魅力とは?
「バイきんぐの西村さんは、いろんなドラマに出ていらっしゃるのを拝見していました。コントをずっとやられていたのでお芝居にもユーモアがあり、いつか映画でご一緒させていただきたいと思っていました。今回、広島のお好み焼き屋の店長さんという役で、ここはぜひとも広島の人でなければならないと、西村さんにお願いしました。お 好み焼きのエプロン姿もとても似合っておられましたし、お好み焼きの文化を知って いるから、自然とお店に馴染んでいました。西村さんは普通のことを話していても面 白さがにじみ出てきて撮影していてもとても楽しかったです」

――作品の中で印象に残るシーンとは?
「劇中のお好み焼き屋で、西村さんが突然あるものを見てぎょっと驚くというシーンがあります。僕が粘って何度も撮影したので、厨房に立つ西村さんには繰り返しいろんな形で驚いていただいて、嫌な顔ひとつせず何度もトライしてくださってありがたかったです。大げさにやっても、大げさにやらなくても西村さんは面白く絵になります」

――撮影中のエピソードについてお聞かせください。お好み焼きの撮影場所『セカンドハウス』では、本物の店長さんがお好み焼きの焼き方を細かく説明してくださり、西村さんに何度か練習していただきました。西村さんは店長の真似をしながら、卵を焼いたり、キャベツを並べたり、プロっぽく振る舞っておられました。でも、実際の 撮影で、西村さんが真剣な様子で鉄板に3つ並べたお好み焼きを大きなヘラで続けてひっくり返すと、3つともぐちゃぐち ゃになっていて、それでも真剣に芝居を続ける西村さんにスタッフは笑いが止まりませんでした」

監督が語る西村瑞樹のお気に入りシーン!広島のソウルフード・お好み焼き屋のシーン

■本作のテーマに共感した各界著名人よりリコメンドコメント到着

スティーブン・オカザキ監督(ドキュメンタリー映画「ヒロシマ・ナガサキ」)―アカデミー賞受賞ドキュメンタリー映画監督
「『惑星ラブソング』は、現代の広島に生きる人々の日常を見事に奇抜に映し出し、 人生の喜び、悲しみ、ユーモア、そして広島が持つ重大なメッセージを思い出させてくれる」

川崎哲(核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員)―ピースボート共同代表
「時に笑い、時に悩み、不思議な感覚で「平和」を手探りする若者たち。被爆の継承を難しく、重く苦しく受け止めがちな、 現代を生きるみなさんにぜひ見てほしい映画です」

南 果歩(俳優)
「過去は変えられないけれど、未来は変えられる。この地球の運命は私たちが握っている。この星を平和にしていくのかは私たちが決めること。広島発の心温まる S F ファンタジー。 半年後に核戦争が始まるとしたら、あなたはどうする? 原爆投下から 80 年の今年、戦争を我が事のように考えるきっかけとなる エンターテイメント作品だ。 是非小さな子供たちから戦争を経験した世代の方々にまで見て欲しい映画です」

■5月23日(金)初日舞台挨拶~24日(土) 公開記念舞台挨拶開催

■5月23日(金)初日舞台挨拶~24日(土) 公開記念舞台挨拶開催

「惑星ラブソング」は5月23日から広島で先行公開され、広島のメイン劇場である MOVIX 広島駅で23日に初日舞台挨拶、24日に公開記念舞台挨拶が行われ、主演を務める曽田陵介、ヒロインの秋田汐梨や監督らが登壇する。さらに24日には公開記念として広島県内の映画館5箇所(サロンシネマ、呉ポポロシアター、イオンシネマ広島、福山駅前シネマモード、シネマ尾道)で公開記念舞台挨拶付き上映会が行われる。(※登壇者は、予告なく変更となる場合がある)

■海外映画祭への正式招待も決定

米ロサンゼルスで開催される映画祭の「Film Invasion Los Angeles(FILA)」(フィルム・インベージョン・ロサンゼルス)(6月20日~22 日)( https://filminvasionla.com/ )に正式招待された。

【ストーリー】
ひとつの歌が導くのは―愛と平和を探す不思議な旅 ある日、広島の若者モッチとアヤカは、謎めいたアメリカ人旅行者、ジョンに出会い、広島の街を案内することになる。 ジョンには奇妙な力があり、街の至る所で何かを見つけていく。一方、小学校で広島の歴史を学び怖くなった少年ユ ウヤはその夜夢を見る。夢の中の少女はユウヤを戦時中の広島へと誘う。彼らに起こる不思議な物語は混ざり合い、 一つの大きな渦となる。広島の過去と現代が交錯し、幻と現実が融合し始める。やがて忘れられていた歌が街に響 き、人々はひとつの奇跡を見つめる。広島から放つ愛と平和のファンタジー。

【クレジット】
タイトル 広島県知事推奨映画 惑星ラブソング (英語表記:Love Song from Hiroshima)
公開表記 2025年5月23日(金)より MOVIX 広島駅ほか広島県先行公開 2025 年 6月13日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー

キャスト:曽田陵介 / 秋田汐梨 Chase Ziegler 八嶋智人 西川諄 Raimu 谷村美月 佐藤大樹(友情出演) / 川平慈英 さいねい龍二 塚本恋乃葉 西村瑞樹 キコ・ウィルソン 松本裕見子 田口智也 HIPPY
監督・脚本・編集:時川英之 プロデューサー:時川英之 横山雄二
配給:ラビットハウス 宣伝:ブラウニー 協力:広島フィルムコミッション 企画・制作:TimeRiver Pictures 製作:「惑星ラブソング」製作委員会
コピーライト:©映画「惑星ラブソング」製作委員会
公式サイト:https://wakuseilovesong.com 公式 X(旧 Twitter):https://twitter.com/wakuseilovesong (@wakuseilovesong) ◇公式instagram: https://www.instagram.com/wakuseilovesongfilm (@wakuseilovesongfilm)
2025 年 5 月 23 日(金)より MOVIX 広島駅ほか広島県先行公開
2025 年 6 月 13 日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー