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映画
ブラッド・ピット主演「F1/エフワン」全米週末興行初登場1位
(2025年6月30日8:45)

ブラッド・ピット主演の「F1/エフワン」が27日、日米同時公開になり、同日の北米興行収入が2500万ドル(約36億円)を記録して初登場1位になった。週末3日間(27~29日)では5560万ドル(約80億円)の興収を記録して首位を独走した。
米興行サイトBox Office Mojoによると、27日の北米興行は「F1/エフワン」(英題、F1:The Movie)が2位以下を大きく引き離して興収2500万ドルで1位だった。週末3日間(27~29日)では5560万ドルで興収80億円を超えた。
同作は、ピット演じる元F1ドライバーのソニーが、元チームメイトのルーベン(ハビエル・バルデム)に誘われ、現役復帰。新人レーサーのジョシュア(アダムソン・イドリス)にアドバイスするが、”過去の人”扱いされ反発されながら、天性のドライビングテクニックと型破りのやり方で最下位のF1チームを優勝を目指すチームにしていくアクションドラマ。
冒頭、レッド・ツェッぺリンの「胸いっぱいの愛を」のハードロックが流れ大音量でマシンのエンジン音が鳴り響く中、ピットが激しく攻めるレースシーンで始まり、まるでF1マシンに同乗しているような臨場感で圧倒する。レースシーンだけでなくピットでのメカニックの作業やケイト(ケリー・コンドン)たちの作戦指揮、無線でのドライバーとのやり取り、そしてソニーとジョシュの確執、バトルなどのドラマも見どころになっている。またイギリスのシルバーストーンから日本の鈴鹿サーキットなど実際のF1の舞台となるサーキットの数々も登場する。
トム・クルーズ主演の「トップガン」シリーズのプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーとジョセフ・コシンスキー監督がコンビを組み、F1の車載カメラなどでレースの究極のリアリティを追及し”地上の「トップガン」”ともいわれる。ピットが特訓を重ねてスタントなしでレースシーンに挑戦している。オートバイが好きで普段から乗り回していることも役立ったという。
週末3日間での2位は少年とドラゴンの冒険を描いた「ヒックとドラゴン」で興収1940万ドル(約28億円)。以下3位は「星つなぎのエリオ」、4位はホラー映画「M3GAN/ミーガン」(23)の続編「M3GAN/ミーガン2.0」、5位アクション・ホラー「28年後…」だった。