ドキュメンタリー映画「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」 天才ピアニストの激動の軌跡

(2026年2月19日16:30)

ドキュメンタリー映画「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」 天才ピアニストの激動の軌跡
「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」 ポスタービジュアル

1985 年、19 歳でショパン国際ピアノコンクール優勝。その圧倒的な演奏で世界を 驚嘆させた天才ピアニスト、スタニスラフ・ブーニンの初となるドキュメンタリー 映画「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再⽣」が20日から公開される。

日本では「ブーニン・ブーム」と称される社会現象まで巻き起こり熱狂の渦を呼び、 世界を股にかけ 華々しい活躍を続けたブーニンだったが、 2013 年突如として表舞台から姿を消してしまう。
9 年に渡る長い沈黙期間、度重なるケガや病に襲われ、ケガの影響で左足首の一部を切断するなど、 様々な困難を抱えなが らも懸命なリハビリを続け、2022年に舞台への復帰を果たしたブーニンの姿に密着したNHKのドキュメンタリー番組 「それでも私 はピアノを弾く~天才ピアニスト・ブーニン9年の空白を越えて~」 (NHKBSプレミアム)、 その続編「スタニスラフ・ブーニン ~天 オピアニスト 10年の空白を越えて~」 (NHK総合) は、 放送後、大きな反響を呼んだ。

ドキュメンタリー映画「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」 天才ピアニストの激動の軌跡
「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」 場面写真
ドキュメンタリー映画「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」 天才ピアニストの激動の軌跡
ドキュメンタリー映画「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」天才ピアニストの激動の軌跡
ドキュメンタリー映画「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」 天才ピアニストの激動の軌跡
ドキュメンタリー映画「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」 天才ピアニストの激動の軌跡
ドキュメンタリー映画「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」 天才ピアニストの激動の軌跡
ドキュメンタリー映画「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」 天才ピアニストの激動の軌跡

映画『ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生』 は、 スタニスラフ・ブーニンの「沈黙」 と 「再生」、 そして2025年12月サントリーホ ールで行われる最新演奏やインタビューを多数収録し、 至高の音楽体験とともにブーニンの内面に深く迫る音楽ドキュメンタリー。 ともに復帰への道を歩んだ妻・榮子との絆、 そして彼を敬愛してやまない著名ピアニストたちによる証言を交えつつ、天才ピアニ ストが苦悩と葛藤の末に辿り着いた景色を描き出す。監督は、 「プロフェッショナル仕事の流儀 栗山英樹」など数々のヒューマンド キュメンタリーを手掛けてきた中嶋梓。粘り強い交渉力でブーニンの葛藤に迫る。総合プロデューサーは、「NHKスペシャル」や「クロ ーズアップ現代」など数々の番組の制作を手掛けてきた小堺正記 (NHKエンタープライズ・エグゼクティブプロデューサー)。 長年 にわたってブーニンとの信頼関係を築きあげてきた制作チームだからこそ映し出せるブーニンの素顔が劇場のスクリーンに繰り広げられる。

■スタニスラフ・ブーニンのプロフィール

ドキュメンタリー映画「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」 天才ピアニストの激動の軌跡

1966年モスクワ生まれ。リヒテルやギレリス等の巨匠を育てた名教育者G.ネイガウスを祖父とするピアニスト一家で育つ。1983年ロン=ティボー国際コンクールに17歳で優勝。1985年第11回ショパン国際ピアノコンクール優勝。圧倒的な演奏で世界的な注目を集める。特に日本では“ブーニン・ブーム”と呼ばれるほどの人気を博し、CDは異例の売上を記録。テレビ出演や写真集出版など、その活動はクラシック音楽の枠を超えて広がった。2013年より闘病のため演奏活動を一旦停止。2022年6月八ヶ岳高原音楽堂でのリサイタルで復帰。その模様はNHKが密着取材し、大きな話題を呼んだ。

■監督・総合プロデユーサーのコメント
監督:中嶋梓

⻑い沈黙を経て再びピアノに向かうブーニンの姿は、失われた時間を抱きしめるようだった。3年間、その再⽣の旅路に寄り添う過程で⾳楽が⼈を救う瞬間に立ち会えた。彼の「音」に宿る真実は、多くの人の心を揺さぶると確信している。

総合プロデユーサー:⼩堺正記
様々な困難に直⾯しながらも、それを乗り越え、⾳楽に打ち込む姿は、⾒る⼈すべてに深い感動を与えると確信している。9年間のブランクを経て舞台に復帰するというのは、精神的にも並⼤抵のことではなかったはずだ。時折、「新しい手が欲しいな」と弱音を吐きながらも「完璧でなくてもいい。ひとに感動を与えられる美しい演奏がしたい」と語るブーニンの音の芸術をぜひ堪能して欲しい。

【見どころ+】
伝説となった1985年に19歳でショパン国際ピアノコンクールで優勝したときの映像はまさに天才の名にふさわしく目を見張るものがある。まるで10本の指が鍵盤の上で自由奔放に超高速で踊っているような異次元の演奏が圧巻だ。そして世界ツアーに出て日本でも熱狂的に迎えられて日本を愛するようになるブーニン。そうしたなか、2013年突然表舞台から姿を消して消息を絶ってしまう。病に侵され、左手の麻痺と足の大手術を受け再起不能かと思われたがリハビリに取り組み、奇跡的に復帰する凄絶なドラマが描かれる。
1988年、モスクワ生まれで「ソ連の天才ピアニスト」のブーニンがソ連から西ドイツへ亡命したときのエピソードも登場。「ソ連の将来を担う金の卵」としての管理、締め付けを嫌い自由なピアニストとしての活動を求めて亡命した時の胸中が語られる。その3年後にソ連は崩壊した。
さらには日本を愛していることや、ブーニンを支えてきた日本人の妻・中島ブーニン榮子さんのインタビューも収録されている。
様々なコンサートでの演奏映像の間にブーニンが語るシーンは、激動の人生を潜り抜けて来たブーンならではの胸に迫る言葉が散りばめられていて感動を呼ぶ。これまでの40年間を振り返って今何を思うかと聞かれ「いろいろなことがありすぎて迷子になってしまいそうです」などと振り返りながら「私は常に活力にあふれる人間だと思っています。様々な抵抗にあっても戦って常に勝ってきた」という。そして現在59歳のブーニンは「40年後にまた同じ質問をしてほしい」と語るのが印象的だった。

【クレジット】
出演:スタニスラフ・ブーニン、中島ブーニン榮子
小山実稚恵、ジャン=マルク・ルイサダ、桑原志織、反田恭平、亀井聖矢
監督:中嶋梓 総合プロデューサー:小堺正記
製作:宮田興 遠藤徹哉 共同プロデューサー:吉田宏徳 苗代憲一郎 服部紗織 山田駿平 
撮影:宮崎剛 編集:髙木健史 音楽監修:スタニスラフ・ブーニン 音楽録音:深田晃 音響効果:三澤恵美子 公演収録:メディア・フォレスト
製作:NHKエンタープライズ/KADOKAWA 制作:NHKエンタープライズ 映像提供:NHK 特別協力:日本アーティスト サントリーホール
協賛:藤野英人 ダイキン工業 伊藤忠商事 岩谷産業 阪急電鉄 三井住友銀行 村上財団 サントリー 大和ハウス工業
配給:KADOKAWA
Ⓒ2026「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」製作委員会
2026年/日本/111分/5.1ch/カラー
2026年2月20日(金)角川シネマ有楽町ほか全国公開