ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催

(2026年6月12日11:00)

ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 
「また会えるよね」ポスタービジュアル

フランスの気鋭監督ギヨーム・ブラックの最新作「また会えるよね」が7月18日より東京・渋谷区のユーロスペースほか全国順次公開することが決まり、ポスタービジュアル、シーン写真、監督コメントが解禁になった。また、「ギヨーム・ブラック監督特集上映」も同時開催される。

ベルリン国際映画祭パノラマ部門で国際映画批評家連盟賞特別賞を受賞したヴァカンス映画の傑作『みんなのヴァカンス』(20)をはじめ、 『女っ気なし』(11)『やさしい人』(13)『7月の物語』(17)な ど、不器用で愛おしい人々を優しい眼差しで描いてきたフランスの気鋭監督ギヨーム・ブラック。最新作『また会えるよね』は、フランス北部の町の高校生たちと共に制作された『リンダとイリナ』(23)と同様、高校生たちの日常を追ったドキュメンタリーであり、喪失や別れの物語。

寄宿舎での悪ふざけ、川遊び、山でのばか騒ぎ、仲間たちとの語らい ──。おだやかな陽光が降りそそぐ南フランスの田舎町で、旅立ちを目前にした高校生たちの最後の夏に、ギヨーム・ブラック監督が寄り添う青春映画だ。ギヨーム・ブラックは『リンダとイリナ』と本作について、「場所も 階層も文化も異なる若者たちを描いているが、この二作品は共通する感情で結ばれている」と、二部作の映画として完成させた。ユーロスペースでは、『また会えるよね』にあわせて『リンダとイリ ナ』を併映するほか、ギヨーム・ブラック監督の全作品を一挙に集めた特集上映も同時開催する。

ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 
「また会えるよね」場面写真
ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 
ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 

■ギヨーム・ブラック監督のコメント
この映画で彼女たちを撮ることを私が選んだのではなく、彼女たちが私を選んだのです。彼女たちの方からやって来て、この場所で、みんなで一緒に生きた証を残しておきたいと言われたのです。彼女たちは一目見て、私がこれまで出会った若者たちや、30 年前の私自身ともかけ離れていました。最初、少し懸念もありましたが、その分、興味もそそられました。そして徐々に、彼女たちが成熟していて、自分たちの考えをはっきり述べる特異な才能や、強い政治意識を持っていることがわかりました。彼女たちが、この土地独特の何かを強く体現していると感じました。また彼女たち全員が、まだ口の開いた傷を抱えていることにも気づきました。そして、彼女たちについての映画を作るのではなく、彼女たちと一緒に映画を作るという考えに至りました。このニュアンスの違いはとても重要でした。

【作品情報】
高校時代の友情は、いつまでも続くのでしょうか?いま分かっているのは、もうすぐ寄宿舎の仲間たちが、彼らの部屋、ドローム川での川遊び、山でのお祭り騒ぎに“さよなら”をするということ。ルイゾンはドレッドヘアを切り落とし、小さな「家族」は離れ離れに。彼らにとって、“別れ”は初めてではありませんが、今回は辛いものになるでしょう……。

2024年カンヌ国際映画祭 ACID 部門に出品されたギヨーム・ブラック監督の最新作。前作『リンダとイリナ』と同様、本作も高校生たちの日常を追ったドキュメンタリーであり、喪失や別れの物語となっている。監督は『リンダとイリナ』と本作について、「場所も階層も文化も異なる若者たちを描いているが、この二作品は共通する感情で結ばれている」と、二部作の映画として完成させた。

監督:ギヨーム・ブラック、撮影:アラン・ギシャウア、録音:エマニュエル・ボナ、編集:パオラ・テルミン、製作:ニコラ・アントメ
2024 年 | フランス | フランス語 | カラー | 64 分 | 1.33 : 1 | 5.1ch | 原題:Ce n'est qu'un au revoir | 字幕翻訳:高部義之|配給:エタンチェ © bathysphere productions - 2024

■『リンダとイリナ』(併映作品)

ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 
ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 
ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 

フランス北部の町エナン゠ボーモン。もうすぐ夏休みになる高校では、親友のリンダとイリナが TikTok を撮ったり、家族や将来の悩みを互いに打 ち明けたりしています。しかしこの夏、リンダは引っ越します。リンダは イリナに心を開いたことで、別れは複雑になります。夏の始まりに心が沈 む二人。彼女たちの友情には何が残るのでしょうか? 過ぎ去る夏の素晴らしい物語。
■ギヨーム・ブラック監督のコメント
これは絆と友情についての映画で、私に人生の一部を差し出してくれた二人の若 い女性、リンダとイリナの知性と感性に多くを負っています。私は、この映画をとても誇りに思っています。
【作品情報】 監督:ギヨーム・ブラック/撮影:エマニュエル・グラ
2023 年 | フランス | フランス語 | カラー | 38 分 | 1.33 : 1 | 5.1ch | 原題:Un pincement au cœur | 字幕翻訳:高部義之|配給:エタンチェ
© bathysphere et Le BAL / La Fabrique du Regard 2022
(『リンダとイリナ』+『また会えるよね』/上映時間:約 112 分)


≪ギヨーム・ブラック監督特集上映(ユーロスペースにて同時開催)≫

ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 

【上映作品リスト】

●『遭難者』

ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 

『女っ気なし』のプロローグとなる作品。 フランス北部の町オ ルトで、自転車がパンクしたリュック。それを見た地元の青年シ ルヴァン。シルヴァンはリュックを助けようとするが……。

監督:ギヨーム・ブラック/撮影:トム・アラリ 出演:ジュリアン・ リュカ、ヴァンサン・マケーニュ、アデライード・ルルー 2009 年 | フランス | フランス語 | カラー | 25 分 | 1.85:1 | 5.1ch | 原題:Le Naufragé | 日本語字幕:高部義之 | 配給:エタンチェ © Année Zéro - Kazak Productions

●『女っ気なし』(併映『遭難者』)

ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 

ギヨーム・ブラック監督の劇場デビュー作。フランス北部の小さな町オルト。夏の終わり、地元の青年シルヴァンが管理するアパートを、ヴァカンスに来た母娘が訪れる。明るくて奔放な母と少し内気な娘。3人は海水浴や買い物をして仲良く過ごしていたが、やがてヴァカンスの終わりが近づき……。

監督:ギヨーム・ブラック/撮影:トム・アラリ/出演:ヴァンサン・ マケーニュ、ロール・カラミー、コンスタンス・ルソー、ロラン・パポ
2011 年 | フランス | フランス語 | カラー | 58 分 | 1.85:1 | 5.1ch | 原題:Un monde sans femmes | 配給:エタンチェ
© Année Zéro - Nonon Films - Emmanuelle Michaka
(『遭難者』+『女っ気なし』/上映時間:約 83 分)

●『やさしい人』

ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 

ギヨーム・ブラック監督の長篇第一作。フランス・ブルゴーニュ地方、まもなく冬を迎える静かな町トネール。少しだけ名の知れたミュージシャンのマクシムは、殺伐としたパリの生活から逃 れ、実家に戻ってくる。しかし父親とは、どこかぎこちない雰囲 気。そんな中、マクシムは心の隙間を埋める若い女性と出会う。ワイン工場に行ったり、スキーをしたり、互いに心を通わせる二 人。このまま幸せがつづくと思ったが、突然、彼女はマクシムの 前から姿を消す……。

監督:ギヨーム・ブラック/撮影:トム・アラリ/主演:ヴァンサン・マケーニュ、ソレーヌ・リゴ、ベルナール・メネズ
2013年 | フランス | フランス語 | カラー | 100 分 | 1.85:1 | 5.1ch | 原題:Tonnerre | 日本語字幕:高部義之|配給:エタンチェ
© 2013 RECTANGLE PRODUCTIONS - WILD BUNCH - FRANCE 3 CINEMA

●『勇者たちの休息』

ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 

スイスとフランスに跨るレマン湖畔からアルプス山脈を抜け、地 中海のニースに至る自転車観光ルート「大アルプス・ルート」。 約 720 キロからなるそのルートを縦断しようと毎年6月末、約 60 人もの自転車愛好家たちが集まってくる。

監督:ギヨーム・ブラック/撮影:マルタン・リット
2016 年 | フランス | フランス語 | カラー | 38 分 | 1.85:1 | 5.1ch | 原題:Le Repos des braves | 日本語字幕:高部義之|配給:エタンチェ
© bathysphere productions 2016

●『7月の物語』(併映『勇者たちの休息』)

ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 

パリと郊外。5人の若い女と5人の若い男。二つの物語。ある夏の一日。 第一部「日曜日の友だち」L’Amie du dimanche 7 月の晴れた日曜日、会社の同僚ミレナとリュシーは、女二人でパリ郊外 セルジー゠ポントワーズのレジャーセンターへ遊びにいくが、些細なこと で芽生え始めた友情に亀裂が入る。 第二部「ハンネと革命記念日」Hanne et la fête nationale 7 月 14 日、革命記念日で盛り上がるパリ。国際大学都市に住む女子留学生のハンネは、明日の帰国を前に、パリ最後の夜を楽しもうとするが……。

監督:ギヨーム・ブラック/撮影:アラン・ギシャウア 2017 年 | フランス | フランス語 | カラー | 71 分 | 1.33:1 | 5.1ch | 原題:Contes de juillet | 日本語字幕:高部義之|配給:エタンチェ © bathysphere – CNSAD 2018 『勇者たちの休息』+『7月の物語 』/上映時間:約 110 分

●『宝島』

ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 

パリ近郊セルジー゠ポントワーズにあるレジャーアイランド。 ここはある者には冒険、誘惑、危険を冒す場所。またある者には避難、逃避の場所である。世界の喧騒とどこかで共鳴しながら、歓喜あふれる遊泳場から人目につかない秘密の片隅、そ して子供たちの夢見る王国まで、今ひと夏の探検がはじまる。

【ギヨーム・ブラック監督のコメント】
おそらく私は無意識に、人々の間にある境界を抹消し、共通点を探すため映画を作るようになったのだと思います。この場所には様々な境遇の人たちが訪れます。すべての人たちが同じような子供時代や可能性を与えられたわけではありません。むしろその逆です。それでも、すべての人たちが、夏の一日、ヴァカンスの一日が引き起こす感動や感情によって一つの共同体を成しています。一年のこの時期だけ、様々な境遇にいる人たちの出会いが可能になるのです。 日々の生活でとても残念に思うのは、私たちは無数の運命とすれ違っているのに、それについて本当に何も知らないということです。私たちの生き方が、好奇心、寛容さ、相手を知りたいという気持ちを失わせているのです。それが、この撮影という仕掛けを作ることで、すべての出会いが可能になったのです。

監督:ギヨーム・ブラック/撮影:マルタン・リット/録音:ニコラ・ジョリ/助監督:ファティマ・カスィ
2018 年|フランス|フランス語|カラー|97 分|1.66 : 1|ステレオ|原題:L’ Île au trésor|字幕翻訳:高部義之|配給:エタンチェ
© bathysphere 2018

●『みんなのヴァカンス』

ギョーム・ブラック監督最新作「また会えるよね」7月18日公開決定 監督作品特集上映も同時開催
 

夏の夜、セーヌ川のほとりで、フェリックスはアルマに出会い、 夢のような時間を過ごす。翌朝、アルマはヴァカンスへ旅立っ てしまう。フェリックスは、親友のシェリフ、相乗りアプリで 知り合ったエドゥアールを道連れに、彼女を追って南フランス の田舎町ディーに乗りこむ。自分勝手で不器用なフェリックス と、生真面目なエドゥアール、その仲を取り持つ気の優しいシェリフ。サイクリング、水遊び、恋人たちのささやき。出会 いとすれちがい、友情の芽生え……。3人のヴァカンスも、みんなのヴァカンスも、まだはじまったばかり──。

監督:ギヨーム・ブラック/撮影:アラン・ギシャウア/出演:エリック・ナンチュアング、サリフ・シセ、エドゥアール・シュルピス
2020 年 | フランス | フランス語 | カラー | 100 分 | 1.66 : 1 | 5.1ch | 原題:À l’abordage | 日本語字幕:高部義之|配給:エタンチェ
©2020–Geko Films–ARTE France