元JYJパク・ユチョン被告に懲役10月(執行猶予2年)の有罪判決

(2019年7月2日)

元JYJパク・ユチョン被告に懲役10月(執行猶予2年)の有罪判決
パク・ユチョン(Instagram/@6002yoochun)

韓国の人気グループ「JYJ」の元メンバーのパク・ユチョン被告(33)の判決公判が2日、韓国の水原地裁で開かれ、覚せい剤を使用した罪などで懲役10月(執行猶予2年)、追徴金140万ウォン(約13万円)の有罪判決が言い渡された。 パク被告は元婚約者のファン・ハナ被告とともに覚せい剤を購入して7回にわたり使用したとされた。裁判長は、「足の毛から覚醒剤の成分が検出されており、長い間、使用していたとみられる」と指摘して、違法薬物を使わないための治療を受けることも命じた。

ユチョンは判決後地裁前で「ファンの皆さんに本当に申し訳ありません」と涙ながらに謝罪し「まじめに生きていきます」などと語った。

ユチョンは東方神起のメンバーとして活躍し、東方神起の元メンバー3人によるアイドルグループJYJを結成して活動。さらには俳優として「トキメキ☆成均館スキャンダル (2010年)、「屋根裏のプリンス」(2012年)などのドラマや映画に主演して日本でも人気があっただけに覚せい剤事件は衝撃的だった。

発端は元婚約者「ミルク姫」の麻薬逮捕だった

元婚約者のハナ被告が今年4月4日、麻薬使用などの容疑で逮捕され「A氏に勧められた」と供述したことから、「A氏=ユチョン」と取りざたされた。ユチョンは4月10日に記者会見を開いて「麻薬はやっていない」と潔白を主張したが、その後、捜査当局の検査を受け、体毛から覚せい剤が検出され、一転して容疑を認め4月24日に事務所が契約を解除。4月26日に逮捕された。

ハナ被告は韓国の大手乳製品メーカー創業者の孫で「ミルク姫」と呼ばれるセレブで2017年4月にパクと婚約したが2018年5月にパクの事務所が破局を発表した。当時から2人に麻薬疑惑が取りざたされていたとも報じられた。