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渋野日向子が”奇跡の8打差大逆転V”で新たな決意告白

(2019年9月23日)

デサントレディース東海クラシック(愛知県美浜町・新南愛知CC美浜C)の最終日の22日、8打差を逆転する奇跡の大逆転優勝をやってのけた全英女子オープンの覇者・渋野日向子(20)が自身のインスタグラムを更新し、優勝をファンに報告して新たな決意を表明した。

渋野は優勝カップを掲げる写真と16番ホールでチップインバーディーを決めてガッツポーズする写真を自身のインスタグラムに投稿して
「いい時も悪い時もどんな時も応援してくださってありがとうございます😊
沢山の方々に支えられてるんだと、凄く実感しています」とファンに感謝した。
そして「もっともっと強くなれるよう、また来週から頑張ってまいります
これからも応援よろしくお願いします。🙂」とさらなる活躍を目指す決意をつづった。

8月4日の全英女子オープンの優勝で一躍世界で注目されるスター選手になり、出場試合には大ギャラリーが詰めかけ大フィーバーを起こしている”スマイルシンデレラ“だが、帰国後の試合はプレッシャーやマスコミの取材攻勢などでの疲れもあったのか、上位争いをしながらも優勝しきれていなかったが、22日の最終日に全英女子オープンで見せた”しぶこチャージ”がよみがえった。

8打差とあって誰もが優勝は難しいと思っていたが最終日に爆発して8バーディー、ノーボギーの64、通算13アンダーで8打差をひっくり返しての大逆転優勝となった。16番(パー3)でグリーンを外しながらのチップインバーディーは圧巻でガッツポーズが飛び出した。

前日に13アンダーでトップだった申ジエがバーディーなしの2ボギーで74と11アンダーまで後退。追い上げてきたテレサ・ルーが最終18番で、プレーオフに持ち込むバーディーパットを外した瞬間に渋野の大逆転優勝が決まった。

8打差逆転は女子ツアーで史上2番目だという。また史上2番目の速さでの獲得賞金1億円到達で、ルーキーイヤーでの達成は宮里藍以来2人目の快挙だという。

「この1か月とちょっと自分のプレースタイルがなかなか出来なかった」

優勝インタビューで「私もまさか逆転で優勝するとは思っていなかったのでびっくりですね」と語った渋野。「きょうは8打差あったので無理だなと思いながら、でも最高のいいプレーが出来たらなあと思ってしっかり最初から攻めていってたので、このスコアが出たことも正直びくりしています」という。

「(全英女子オープンで)優勝してから1か月とちょっと経ちましたけど、この1か月の間にはなかなか自分のいいプレーだったり、自分のプレースタイルがなかなか出来なかったところがあったので、今週1日目にやっといいプレーができたなあと思ったこの週に優勝できたのはすっごいうれしいです」と語った。今回の優勝でこれまで目標にしていた賞金1億円を突破したことで次の目標として「賞金女王」を挙げた。全英女子優勝から1か月半、プレッシャーをはねのけて完全復活を遂げた“スマイルシンデレラ”のさらなる進化が注目される。