Plusalphatodayツイッター

グレタ・トゥーンベリさんがトランプ大統領の酷評にカウンターパンチ

(2019年12月13日)

スウェ―デンの環境活動家グレタ・トゥ―ンベリさん(16)が米誌「タイム」の「今年の人」に選ばれたことに対してトランプ大統領(73)から「ばかばかしい」などとツイッターで酷評されたことに対して、グレタさんがツイッターでやり返した。

米芸能サイト「TMZ」によると、トランプ大統領は12日朝(現地時間)、グレタさんが「タイム」の「今年の人」(2019パーソン・オフ・ザ・イヤー)に選ばれたことをツイッターで酷評して「なんともばかばかしい。グレタは(怒りをコントロールする)アンガーマネージメントの問題に取り組まなければならない。そして友達と古き良き映画を観に行くといい!落ち着いてグレタ、落ち着いて!」と皮肉たっぷりにつぶやいた。

トランプ大統領は2016年に「今年の人」に選ばれており、今年も有力候補に挙がっていたという。史上最年少で選ばれたグレタさんに対する嫉妬か、はたまた「タイム」の選考に対する“怒り”を抑えきれなかったのか。

トランプ大統領は11月に地球温暖化対策の国際的な枠組みの「パリ協定」から離脱を通告するなど自国の経済的利益を優先しているだけに、9月に行われた国連気候行動サミットで講演し「大人たちは温暖化対策に取り組んでいない」「よくもそんなことが出来る」などと怒りをぶつけたグレタさんは”天敵“に見えたのかもしれない。

グレタさんはすぐに反撃に出た。自身のツイッターのプロフィールを更新して、「アンガーマネージメントの問題に取り組んでいるティ―ンエイジャー。最近は落ち着いて友達と古き良き映画を観ている」とトランプ大統領の“揶揄ツイート”を引用して切り返した。

グレタさんはブラジルのアマゾン一帯で先住民活動家らが暗殺される事件が相次いでいることについて8日、ツイッターで「違法伐採から森を守ろうとしている先住民が殺されている。世界が黙っているのは恥ずべきことだ」と非難した。これに対してブラジルの右翼のボルソナロ大統領が「メディアがあんなガキに場所を与えるなんて」などと「ガキ」呼ばわりしたときに、グレタさんはツイッターのプロフィールをブラジルの公用語のポルトガル語で「ガキ」と変更するなどやり返した。またロシアのプーチン大統領から「優しいが情報が欠けている」といわれたときもその発言を引用していた。