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周庭氏また逮捕 今度は国家安全維持法違反容疑 民主派香港紙の創業者と幹部7人も逮捕

(2020年8月11日0:50)

周庭氏を国家安全維持法で逮捕 デモ扇動の有罪判決に続く逮捕
(連行される周庭氏=フェイスブックから)

香港の民主化運動の活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏(23)が10日、香港国家安全維持法違反容疑で香港警察に逮捕されたことが分かった。周庭氏は今月5日、2019年6月のデモ扇動などの罪で有罪判決を追受け、12月に量刑が言い渡されることが決まっていた。追い打ちをかけるように今度は国家安全維持法違反での逮捕となった。国家の分裂を煽った容疑だという。民主化運動壊滅を狙った弾圧が強まっている。

周庭氏のフェイスブックは同日午後10時10分に更新し、護送車に乗ったマスク姿の数庭氏の写真をアップして、周庭氏が警察に自宅から連行されて大埔警察署に向かったと報告した。今年6月に国家安全維持法が施行されてから、周庭氏が所属していた民主派の政治団体「香港衆志」(デモシスト)が解散して、個人として活動を続けていた。5日の有罪判決の後の記者会見では、「確かに香港の国家安全維持法のもとで、明らかにとんでもない恐怖感が今香港にはあります。でも恐怖感に負けず引き続き自分の信念、私たちが信じている自由と民主主義のために戦っていくことがとても大事だと思っています」と闘争継続を宣言していた。この時の発言が摘発の対象になった可能性もある。

香港警察は同日、民主派の香港紙「蘋果日報」などを発行するメディアグループの創業者、黎智英(れいちえい)氏(71)や同紙幹部ら7人も国安法違反などの疑いで逮捕しており、一国二制度を形骸化する国家安全維持法を武器に民主派への強硬な締め付けを強めている。

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