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ビル・ゲイツ氏、離婚発表の日に2000億円の株式をメリンダ氏に譲渡していた

(2021年5月6日10:45)

ビル・ゲイツ氏、離婚発表の日に2000億円の株式をメリンダ氏に譲渡していた
(離婚を発表したゲイツ氏㊧とメリンダ氏=インスタグラムから)

ビル・ゲイツ氏の投資会社は、離婚することを発表した3日(現地時間)、18億ドル(約1962億円)の株式を妻のメリンダ氏に譲渡したことが分かった。ゲイツ氏の資産は14兆円といわれ離婚に伴う財産分与の内容が注目されていた。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、マイクロソフト社の共同創業者が自身の金融資産の多くを管理するために設立した持ち株会社「カスケード・インベストメント」は3日(現地時間)、カナディアン・ナショナル鉄道の株式1,400万株以上をメリンダ・ゲイツ氏に譲渡したと報じた。同日、同社はオートネーション社の290万株以上をメリンダ・ゲイツ氏に譲渡したという。

5日(現地時間)の株価によると、カナディアン・ナショナル鉄道の保有株は15億ドル(1635億円)以上の価値があり、フロリダ州フォートローダーデールを拠点とする自動車販売会社「オートネーション」の株式は3億ドル(約327億円)以上の価値があるという。譲渡された株式は、オートネーション社の全発行済み株式の3%以上、カナディアン・ナショナル・レイルウェイ社の株式は約2%に相当するという。 3日(現地時間)、ワシントン州のキング郡高等裁判所に提出された2人の離婚申請書には、推定1300億ドル(約14兆円)の資産を分配するための婚前契約はなく、その代わりに、2人は財産や所有物を分割するための分離契約を結んでいるが、その契約内容は法廷資料では公にされていないという。

また、もう一つの重要な資産として、夫妻が所有するアメリカの農地があるという。ゲイツ氏は10数州に渡って約270,000エーカー(10億9269万㎡)の土地を所有しており、そのほとんどが隠された投資だという。この不動産の財産分与の内容も注目される。離婚手続きにより、国内最大の農地所有者としてのゲイツ氏が明らかになる可能性があるという。