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米女子100メートルのシャカリ・リチャードソン、大麻問題で本音ツイート!?

(2021年7月6日9:45)

米女子100メートルのシャカリ・リチャードソン、大麻問題で本音ツイート!?
(シャカリ・リチャードソン=インスタグラムから)

米女子100メートルの有力選手シャカリ・リチャードソン(21)が、マリファナ陽性反応で1か月の出場停止処分になり東京五輪に出場できなくなった問題で、自分を非難した人々に反発するツイートをした。

リチャードソンは「応援(してくれる)私のコミュニティのみんなに感謝しています。ネガティブな人は忘れてゲームを楽しんでいます。それは同じ結果にはならないことは私たちは皆知っている」とツイート。

そして別のツイートで「今年はオリンピックのチャンピオンになれなくてごめんなさい。でも来年はワールド・チャンピオンになることを約束します」と来年の世界選手権で優勝することを宣言。今季10秒65の世界最高をマークしているリチャードソンは女子100メートルの世界女王であることをアピールした。

さらに「人生の生き方を知っているすべての完璧な人たち、私が彼らの一員でなくてよかったわ!」と彼女を非難した人々に皮肉をこめて苦言を呈して見せた。

リチャードソンは6月19日(現地時間)、オレゴン州ユージーンで行われた全米選手権の女子100メートルで10秒86をマークして優勝したが、その後、薬物検査でマリファナの陽性反応が出て失格となり7月27日までの1か月の資格停止処分を受けた。東京五輪の100メール優勝候補といわれていたが出場はできなくなった。マリファナはニューヨークなど米国の15州で嗜好品として合法化されており、競技が行われたオレゴン州も2015年に解禁になっているが、世界反ドーピング機関(WADA)は禁止薬物に指定している。

リチャードソンは2日(現地時間)、米NBCテレビの情報番組「トゥデイ」にリモートで出演し、選考会の前に実の母が亡くなったことを記者会見で知り、ショックを受けて気持ちを紛らわすためにマリファナを使用してしまったと告白。「自分の行動に責任を持ちたい。何をすべきか、何をしてはいけないかはわかっていますが、それでもあの決断をしてしまいました。言い訳はしないし共感も求めていません」と語った。

人気のマリファナブランド「House Plant」を立ち上げた俳優のセス・ローゲン(39)は、「マリファナが問題のある“ドラッグ”であるという考え方は、人種差別に根ざしている」と指摘。「チームUSAが、この国で最も才能のあるアスリートの一人を、憎しみに根ざした考え方で失格にするなんて、正気の沙汰とは思えません。彼らは恥ずべきことだと思います。また、もしマリファナで足が速くなるなら、俺はFloJo(200メートルの世界記録保持者フローレンス・ジョイナー)になっている」と皮肉をまじえて非難した。

同サイトは「本当に残念なことです。リチャードソン選手は東京での金メダル獲得が有力視されていましたし、アメリカにとっては1996年以来の金メダルになるはずでした」とした上で「リチャードソン選手は、まだアメリカのリレーチームへの出場が認められる可能性がある」と指摘した。(現地時間6日、米陸上競技連盟は、リチャードソンを東京五輪の400mリレーのメンバーに選出せず彼女の五輪出場はなくなった)