前澤氏、2023年に民間人初の月周回旅行へ 米スペースX社と契約

(2021年12月21日11:15)

日本の民間人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在して20日、ロシアの宇宙船ソユーズでカザフスタンに帰還した医療通販大手ZOZOの創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏(46)は次の宇宙旅行計画として月を目指す予定。2023年、イーロン・マスク氏率いる米スペースX社の月周回旅行に参加する。

前澤氏は20日、無地地球に帰還後に自身のツイッターにカップヌードル(日清食品)を食べる写真を投稿して「地球なう」とコメントを添えた。
ISS滞在中にはYouTubeの動画で無重力状態での活動の様子や、トイレの使い方を詳しく解説したり、窓から撮影した千葉県の写真を見せたり、バドミントンをする動画を投稿するなどプロの宇宙飛行士にはできなかった民間人ならではの視点でISSの内部や船外の光景を公開して「頑張っていれば夢はかなう」などのメッセージを発信してYouTubeチャンネルの登録者数が100万人を越えるなど注目を集めた。

前澤氏の次の宇宙計画はすでに発表されている2023年に行われる民間人初の月周回旅行。イーロン・マスク氏がCEOの米宇宙開発会社スペースX社が打ち上げる宇宙船で月の周りを周回して地球に帰還する「dearMoon」プロジェクトに参加する。同乗する8人を募集しており、どんなメンバーが選ばれるのか注目される。