安倍晋三元首相死去 奈良県で演説中に銃撃される

(2022年7月8日18:15)

安倍晋三元首相死去 奈良県で演説中に銃撃される
安倍晋三元首相(Instagram/@shinzoabe)

8日午前11時半ごろ奈良県の近鉄・大和西大寺駅付近で応援演説を行っていた安倍晋三元首相(67)が背後から男に2発銃撃されて、心肺停止の状態になった。橿原市にある奈良県立医科大学附属病院で懸命の救命措置が行われたが8日午後5時3分、死去した。

ドクターヘリで橿原市にある奈良県立医科大学附属病院に移されて治療を受けていた安倍元首相は、首の右側に銃創や出血があり左胸に左胸に皮下出血があり、心肺停止状態だった。

「NHK NEWS WEB」によると殺人未遂の疑いで逮捕された奈良市に住む職業不詳の山上徹也容疑者(41)は警察の調べに「安倍元首相に不満があり、殺そうと思って狙った」という趣旨の供述をしているという。「安倍元首相の政治・信条に対する恨みではない」とも供述しているという。ではいったんどんな不満があったのか?また単独犯なのか?謎も残っている。同容疑者は2005年まで3年間、海上自衛隊に所属していたという。銃撃に使用したのは手製の銃だったという。

岸田首相は「民主主義の根幹である選挙が行われている中で起きた卑劣な蛮行であり、決して許すことはできないと思っています。最大限、厳しい言葉で非難いたします」と犯行を非難した。そして「今回の犯行について、犯人像、あるいは背景について、まだ十分に把握できていないが、今後、警察の捜査などをしっかりと確認しなければならない。背景をしっかり確認することも大変重要だと認識している」などと述べた。