安倍元首相銃撃犯、「宗教団体トップを狙おうとしたが難しく、安倍氏が団体とつながりがあると思った」

(2022年7月10日11:50)

安倍元首相銃撃犯、「宗教団体トップを狙おうとしたが難しく、安倍氏が団体とつながりがあると思った」
安倍晋三元首相(Instagram/@shinzoabe)

安倍晋三元首相を銃撃し死亡させた元海上自衛隊員の職業不詳、山上徹也容疑者(41)が、特定の宗教団体の名前を挙げて、団体に恨みがあり「団体トップを狙おうとしたが難しく、安倍氏は(その団体と)つながりがあると思い」安倍氏を狙ったと供述していることがわかった。

朝日新聞(10日付朝刊)によると、山上容疑者は、特定の宗教団体名を挙げ、「入信した母親が破産した後も、団体に金を納め続けていたため許せなかった」と説明。「団体トップを狙おうとしたが難しく、安倍氏は(団体と)つながりがあると思った」と話しているという。

銃撃犯が恨みを募らせていたとみられる宗教団体はどの団体なのかは発表されていないが、ネット上では様々な推測が飛び交っている。また山上容疑者が「安倍氏が(団体と)つながりがあると思った」のはなぜなのか。また容疑者はなぜ「団体トップを狙おうとしたが難しい」と思ったのかーなど謎も残されている。また、山上容疑者の家宅捜索で犯行に使われた長さ40センチ、高さ20センチで2本の鉄パイプをガムテープでつなげたとみられる手製の銃と似たような、複数の手製の銃が押収されたという。殺傷力が高いとみられる銃の製造技術はどこで習得したのか、また部品をどこで調達したのかなど、山上容疑者の歪んだ犯行動機や銃製造の実態などの全容解明が待たれる。