ストーミー・ダニエルズさん、トランプ氏訴追で「自爆テロ的な殺害予告を受けている」

(2023年4月7日12:00)

ストーミー・ダニエルズさん、トランプ氏訴追で「自爆テロ的な殺害予告を受けている」
「Piers Morgan Uncensored」でトランプ支持者の脅迫について語るストーミー・ダニエルズさん(YouTubeから)

元ポルノ女優のストーミー・ダニエルズさん(44)は、ドナルド・トランプ前大統領(76)が2016年の大統領選挙中に、口止め料13万ドル(約1700万円)を彼女に支払った問題に関連して34件の重罪で訴追されたことで、トランプ氏の支持者から「自爆テロ的な殺害予告を受けている」ことを明らかにした。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ダニエルズさんは6日(現地時間)放送されたFox Nation USAの番組「ピアース・モーガン・アンセンサード」で、ピアース・モーガンのインタビューに答えて、トランプ氏が実刑を受ける可能性があることから、彼女に対する脅迫が増えていることを明らかにした。

「彼らは純粋に、自分たちは正しいことをしていると思っているのです。自分たちこそ愛国者だと」。ダニエルズさんは、彼女を攻撃する熱狂的なトランプ支持者についてこう語った。

「今、彼らは自爆テロのようにそれをやっている。彼らは本当に心の奥底で、自分たちが正しいことをしていると感じているのです」。

ストーミー・ダニエルズさん、トランプ氏訴追で「自爆テロ的な殺害予告を受けている」
ストーミー・ダニエルズさん㊧とトランプ前大統領(Instagram/@ thestormydaniels/@realdonaldtrump)

ダニエルズさんは、ポルノ映画に出演していたことで、多少の脅迫を受けることには慣れていたが、2018年に今話題の13万ドルの口止め料支払いのニュースが表面化したときに、脅迫が急増したと語った。

ダニエルズさんは、2006年にトランプ氏と関係を持ったと主張しているが、前大統領はこれを全面否定している。

「最初の頃は、嘘つき、ホラ、などというものだけだった」 と、彼女は2018年頃から始まった脅迫について話した。当時、彼女が受け取った脅迫的なメッセージのうち、およそ100通に1通が殺害予告だったという。今は10通に1通だという。

「『地獄で焼かれるぞ』とか、そんなことを口走る人ではなく、もっと真剣なようなのです」という。
「彼らは隠れてはいない。以前は、何かしようと思ったら、非通知の電話番号や、偽のTwitterアカウントからしていたものです。この人たちは今実際の電話番号、実際の電子メール、実際のTwitterアカウントを使っているんです」という。

ダニエルズさんは、脅迫的な発言が勢いを増した当初、「一人でトイレに行くことすら恐ろしくなった」と語った。「2年近く、自分でおしっこもしなかった。私は結構自立してるんですよ。結構タフなんです。脚本家であり監督として自分の仕事をしたりしていたのに、突然、2年間、武装したボディガード2人におしっこを見られることなく、トイレを使うことができなくなったんです」と語った。


ダニエルズさんは最近、英紙タイムズのインタビューでも殺害予告を受けていることを明かし「前大統領は暴力をあおり罰を逃れてきている」と非難し、「訴追で権力者にも法律が適用されると証明してほしい」と訴えていた。