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トランプ大統領、高市首相の前で”真珠湾攻撃ジョーク”を飛ばし「恥さらし」の批判も 米メディア報道
(2026年3月21日12:00)

高市早苗首相が19日(日本時間20日)、ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談したさい、日本の記者からイラン攻撃を同盟国である日本に事前に知らせなかったのはなぜかと問われ、トランプ氏が太平洋戦争の日本軍の真珠湾攻撃を引き合いに出したことが米国でも波紋を広げている。米RadarOnline.comは、「トランプ氏は日本の首相の前で真珠湾攻撃をネタにしたジョークを飛ばし、『気まずく愚かな』場面を演じ、『とてつもない恥さらし』と批判される」との見出しでSNS上での批判を報じた。
トランプ氏は、日本の記者の質問に、2月28日に米国とイスラエルがイランに対して行った空爆について「我々は奇襲を仕掛けたいがために、誰にもそのことを伝えなかった」と、答えた。そして「日本ほど『奇襲』をよく知っている国があるだろうか?」と問いかけ、部屋の中にいた数人が気まずそうに笑ったと同サイト。「なぜ真珠湾攻撃のことは教えてくれなかったんだ?」トランプ氏は笑いながら日本の記者に問いかけ、「そうだろう?」と付け加えたという。
トランプ氏が「日本人は我々よりもはるかに『サプライズ』を信じる」と軍事的な「サプライズ」について語り続けると、高市氏は気まずそうに目をそらし、あまり快く思っていない様子だったと伝えた。
さらに「君たちはわれわれよりもずっと『奇襲』を信じていると思うよ」と大統領は続け、1941年12月にハワイの真珠湾にある米海軍基地への奇襲攻撃を行い、アメリカを第二次世界大戦に引きずり込んだあの出来事を、居心地の悪いほどに言及し続けたという。
その後、トランプ氏は、イランへの奇襲攻撃により、「エピック・フューリー(壮絶な怒り)作戦」の開始から2日以内に作戦の目標の50%以上を達成したと述べ、「もし私が皆にそのことを話してしまえば、もはや『奇襲』とは言えなくなるだろう?」と語ったという。
同サイトによると、トランプ大統領の”真珠湾攻撃発言”はSNS上で米国の一部のXユーザーから酷評されたという。
「世界の前でアメリカを恥さらしにした。それで彼は、世界の指導者たちが自分を尊敬していると思っているのか?」とあるユーザーはXで嘲笑したという。
別のユーザーは、俳優がトランプ大統領の物まねをして笑わせるコーナーがある米人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」(「SNL」)を引き合いに出して、「これは『SNL』のコントか、それとも現実か?高市首相の表情がすべてを物語っている」と指摘。さらにその瞬間を「愚かだ」と酷評したユーザーもいたという。
トランプ氏の発言は日本のニュース番組でも繰り返し放送されたが、そんなトランプ氏を「世界の平和と繁栄を実現できるのはドナルドしかいない」と持ち上げた高市首相もいかがなものか。トランプ氏の真珠湾攻撃発言に、「アメリカは広島・長崎への原爆投下を事前に知らせてくれませんでした。民間人の被害はどっちが大きかったでしょうか」とでも言い返してほしかったところだ。
■質問をした記者、トランプ氏の”真珠湾攻撃発言”に「語るに落ちたという気がした」
トランプ氏に質問をした日本の記者は、テレビ朝日政治部官邸キャップの千々岩森生記者で、イラン攻撃をなぜ同盟国の日本に事前に知らせなかったのかと質問した上で「私たち日本人は非常に困惑している」と付け加えたという。
千々岩記者は、20日放送のテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」で、現地からの中継で「アメリカが勝手に始めたものになんで支援を求められなければいけないんだという違和感、もやもやは我々は持っているわけですから、そこに対する疑問をぶつけようと思った」と語った。そして真珠湾攻撃発言には「非常に違和感を感じました。そもそもトランプ大統領のようなタイプの人は、真珠湾攻撃に批判的な気持ちを持ってきたはずなんですけれど、それをだしにしてイラン攻撃の話をそっちにすり替えるというのは違和感を持ちました。私みたいに日本から来た記者を小ばかにしてやろうと思ったのだと思いますが、語るに落ちたという気がしたと思います」などと指摘した。