「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」トム・クルーズが壮絶アクション

(2018年8月3日)

  • ミッション:インポッシブル
  • 「ミッション:インポッシブル」
    (TOHOシネマズ渋谷)

トム・クルーズが伝説の敏腕スパイ、イーサン・ハントを演じる人気スパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの最新作で、トムの体を張った激しいアクションが満載の話題作だ。

スパイ組織「IMF」(Impossible Misson Force=不可能作戦部隊)のエージェント、イーサン・ハントと彼のチームは、盗まれた3つのプルトニウムを回収して複数の都市での同時核爆発を未然に防ぐミッションを命じられる。だが何者かの策略で手に入れたプルトニウムを奪われてしまい、再び奪還するべく決死の作戦を敢行する。事件の背後にはシンジケートの生き残りの勢力が結成したアポストル(神の使徒)が関連していて、手掛かりはジョン・ラークという正体不明の男との名前と、彼が接触するホワイト・ウィドウと呼ばれる謎の女(ヴァネッサ・カーヴィー)だけだった。

そこにCIAが介入して敏腕エージェントのウォーカー(ヘンリー・カヴィル)を監視役として送り込む。イーサンはウィドウの信頼を得るために収監中のソロモン・レーン(ショーン・ハリス)の脱走に手を貸すが、その影響で味方の女スパイのイルサ(レベッカ・ファーガソン)と対立。さらにウォーカーとも対立するなど様々なフォールアウト(余波)が降りかかるなかで、果たしてイーサンはプルトニウムを奪還できるのかというストーリー。

 トムは少し顔が太った感じがしたが、56歳とはとても思えないスタントマンなしの危険なアクションがこれでもかと続く。ビルからビルに飛び移るシーンで足首を骨折するアクシデントに見舞われたが、そのシーンはそのまま使われている。さらにはヘリコプターを自ら操縦して山岳地帯でのヘリチェイスシーン。オートバイで車にぶつかり道路に転がるシーンなどシリーズでも屈指のアクションシーが見どころ。また、トムのチームのルーサー(ヴィング・レイムス)やベンジー(サイモン・ペッグ)との仲間の絆や妻ジュリア(ミシェル・モナハン)への愛などハントを取り巻く人間ドラマも描かれている。