「スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース」公開4週目で全米週末興行1位に返り咲く

「スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース」が公開4週目で全米週末興行収入1位に返り咲いた。

米興行サイト「BoxOffice Mojo」によると、同作は2日に全米で公開され、週末興行収入で1億2066万3589ドル（約173億4000万円）を記録して初登場1位になった。
翌週は初登場の「トランスフォーマー／ビースト覚醒」に次ぐ2位。3週目は「ザ・フラッシュ」、「マイ・エレメント」に次ぐ3位だったが、公開4週目となる先週末3日間（23日～25日）の興行収入で再び1位を記録した。

先週末の同作の興行収入は1930万ドル（約27億6626万円）を記録し、2位「マイ・エレメント」の1846万3000ドル（約26億4630万円）を上回った。3位は「ザ・フラッシュ」だった。全世界の累計興行収入は13億3019万524ドル（約1906億2900万円）に達した。

日本でも16日に公開されて動員24万8602人、興行収入3億9617万7880円を記録して初登場1位。1作目の「スパイダーマン：スパイダーバース」（最終講習9億円）との初日対比で217％と驚異的なスターを記録。週末3日間成績対比でも182％の大ヒットとなった。

2019年に公開されたアニメーション映画「スパイダーマン︓スパイダーバース」は、新たなスパイダーマンの誕生を描き、主人公のマイルス・モラレスのもとにマルチバースから様々なスパイダーマンが登場した。同作は、「スパイダーマン」映画シリーズにおいて初の快挙となるアカデミー賞⻑編アニメーション賞を受賞したほか、映画賞を席巻︕コミックスをそのままアニメーションにしたような革新的映像と、マーベル映画の中でもマルチバースを本格的に描いた先駆け的作品として全世界を熱狂させた。

「スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース」はその続編で、ピーター・パーカー亡きあと、スパイダーマンを継承した高校生のマイルスは、ともに戦ったグウェンと再会し、様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う、マルチバースの中心にたどり着く。そこにはバイクにまたがるスパイダーウーマンや、スパイダーマン2099の姿も。そしてマイルスが膨大な数のスパイダーマンたちから一⻫に追われる驚愕の展開が待ち受ける。何故マイルスは追われるのか―。何故スパイダーマン同士が戦うのか―︖という内容。

声優陣には、マイルス役のシャメイク・ムーア、グウェン役のヘイリー・スタインフェルドなどが前作から続投するほか、スパイダーマン2099／ミゲル役のオスカー・アイザックが本格登場している。同作の更なる続編「スパイダーマン︓ビヨンド・ザ・スパイダーバース」が2024年に公開されることが決まっている。