ラミ・マレック「オッペンハイマー」で賞賛される アカデミー賞候補の声も

(2023年7月24日13:30)

ラミ・マレック「オッペンハイマー」で賞賛される アカデミー賞候補の声も
ラミ・マレック(Instagram/@ramimalekofficial__)

オスカー俳優のラミ・マレックが、クリストファー・ノーラン監督の最新作「オッペンハイマー」(7月21日全米公開)の演技を絶賛されている。映画の重要な場面でインパクトのあるスピーチ・シーンを披露しているという。米メディアが報じた。

米TMZによると、ラミの注目シーンは、ロバート・ダウニー・Jr.が演じるルイス・ストラウスが、キリアン・マーフィー演じるオッペンハイマーを中傷しようとする終盤に登場するという。ラミは議会での証人の席に座り、力強い言葉でオッペンハイマーを支持する。

このシーンまで2、3のセリフしかなかった彼のキャラクターが、映画の軌道を大きく変えることが判明する。そしてそれは、ふとした瞬間に起こるという。

ツイッター上では、冗談めかして「ラミ・マレックの株を持っていて正解だった…だって彼は素晴らしいのだから」という声があがっているという。

「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年)でクイーンのフレディ・マーキュリーを熱演して第91回アカデミー賞主演男優賞を受賞し、アラブ系俳優として初のオスカー俳優となったが、それ以来、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(2021年)のボンドの敵役で話題を呼んだが、それ以外は目立った活躍はしていなかった。しかし、「オッペンハイマー」でラミが演じた役は彼にふさわしい役だったとして、ファンは主役に戻ることを望んでいるという。

ラミ・マレック「オッペンハイマー」で賞賛される アカデミー賞候補の声も
「オッペンハイマー」(米国版公式サイトから)

製作費1億ドル(約140億円)といわれる大作「オッペンハイマー」での役柄で注目されている俳優はラミだけではない。素晴らしい仕事をした俳優が何人もいて、「原爆の父」といわれた科学者オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィー、ルイス・ストラウス役のロバート・ダウニー・Jr、、原爆開発のマンハッタン計画を指揮したれずりー・グローヴスを演じたマット・デイモンまでもが、オスカー候補に挙がっていると取りざたされているという。