「ブルービートル」が「バービー」を抑えて北米興行収入初登場1位  初日興収1000万ドル 

(2023年8月20日13:15)

「ブルービートル」が「バービー」を抑えて北米興行収入初登場1位  初日興収1000万ドル
「ブルービートル」(Instagram/@bluebeetle)

映画「ブルービートル」が18日(現地時間)、全米で公開になり、同日の北米興行収入で「バービー」を抑えて初登場1位を記録した。

米Box Office Mojoによると、DCコミックスのスーパーヒーロー映画「ブルービートル」(原題:Blue Beetle)は18日(現地時間)のオープニングナイトで1000万ドル(約14億5000万円)を興行収入を記録した。米PageSixが報じた。

Netflixのドラマ「コブラ会」で人気のショロ・マリデュニャ主演で、アンヘル・マヌエル・ソト監督のこのスーパーヒーロー映画は、ハリウッド・リポーターによると、今週末だけで北米で2500万ドル(約36億3400万円)から2700万ドル(約39億2500万円)の興行収入をあげる勢いだという。ラテン系主人公を中心とした初の実写スーパーヒーロー映画として歴史に名を刻んでいるという。

7月21日の封切り以来、4回の金曜日に興行収入トップに君臨した「バービー」の18日の売上は620万ドル(約8億7000万円)で2位だった。
マーゴット・ロビー、ライアン・ゴスリングがバービーとケン役で共演するグレタ・ガーウィグ監督の「バービー」は、女性監督の作品として史上初となる世界興収10億ドル(約1450億円)を記録するなど大ヒットとなっている。バービーとケンのメルヘンチックな世界だけでなく、人間社会のジェンダー平等や多様性などの今日的な問題を描いているところもヒットの要因になっているようだ。

同じく18日にプレミア上映されたコメディ「スラムドッグス」(原題:Strays、11月17日日本公開)は343万ドル(約4億9800万円)で3位だった。この映画は、ウィル・フェレルとジェイミー・フォックスが声を担当する、しゃべるワンちゃんたちが登場する。USA Today紙は、「特に犬好きにとっては、笑いに吠え、共感的な理解に涙すること間違いなし」と評価している。

先週2位だった「原爆の父」と呼ばれた原爆開発の主導者の米科学者オッペンハイマ―を題材にした「Oppenheimer」は、300万ドル(約4億3600万円)強で4位に後退した。
5位は、先週3位の「ミュータント・タートルズ:ミュータントパニック!」で230万ドル(約3億3400万円)を売り上げた。