「グランツーリスモ」が北米興行収入初登場1位 「バービー」2位をキープ

(2023年8月27日11:00)

「グランツーリスモ」が北米興行収入初登場1位 「バービー」2位をキープ
「グランツーリスモ」(日本版公式サイトから)

ゲーマーから本物のレーサーを目指す映画「グランツーリスモ」が25日(現地時間)、北米興行収入で850万ドルを記録して初登場1位になった。「バービー」は2位をキープした。

米興行サイトOffice Mojoによると、「グランツーリスモ」は25日に850万ドル(約12億4400万円)を売り上げ、同日の北米興行収入で1位となった。米PageSixが報じた。

この作品は、ドライビングゲーム「グランツーリスモ」のチャンピオンから本物のプロのレーシングドライバーになったヤン・マーデンボローの実話を描いている。ヤンにアーチー・マデクウィ、プロレーサーを育成するGTアカデミーを立ち上げたダニー役にオーランド・ブルームなどのキャストで、日本では9月15日に公開される。

北米で今年最高の興行収入を記録した「バービー」は、400万ドル(約5億8500万円)の興行収入で2位をキープした。同作は女性監督(グレタ・ガーウィグ)の作品として史上初めて全世界の興行収入10億ドル(約1460億円)を記録し、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を抜いて北米で今年最大のヒット映画になるなどメガヒットとなっている。
先週金曜日に1位だったDCコミックス映画「ブルービートル」は、公開2週目の週末金曜日に興収260万ドル(約3億8000万円)で3位だった。

4位は、米国の原爆開発を主導して「原爆の父」といわれた科学者オッペンハイマーを主人公にした「Oppenheimer」で、興収は225万ドル(約3億3000万円)だった。この第二次世界大戦の伝記映画は、クリストファー・ノーラン監督にとって3番目に米国内興行収入が高い映画となった。日本では「バービー」との”原爆コラボ”が物議をかもし、「バービー」は予定通り公開されたが、「Oppenheimer」は公開未定のままだ。広島・長崎への原爆投下は描かれていないという。いずれにしても、「ダークナイト トリロジー」「インセプション」「インターステラ―」「ダンケルク」「TENET テネット」などで知られるイギリス系アメリカ人のクリストファー・ノーラン監督が製作費1億ドル(約146億円)をかけた3時間の大作で、オッペンハイマーと原爆をどう描いているのか注目される。
5位は「ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック」で興収は153万ドル(約2億2400万円)だった。