宮沢氷魚、日本人初AFAのユース・アンバサダーに就任 アジアの若手俳優とAFAをアピール

(2023年12月26日12:30)

宮沢氷魚、日本人初AFAのユース・アンバサダーに就任 アジアの若手俳優とAFAをアピール
宮沢氷魚

アジア・フィルム・アワード・アカデミー(AFAA)は、アジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」(AFA)のYouth Ambassador(ユース・アンバサダー)に、AFA史上初めてアジアの国と地域から4人の若手俳優を迎えることを発表した。日本から宮沢氷魚が日本人としては初めて就任する.

宮沢とリウ・グァンティン(台湾:劉冠廷)、マリオ・マウラー(タイ)、ウィル・オー(香港:柯煒林)が17回目のAFAを盛り上げる。Youth Ambassadorの4人は、AFAの授賞式に登壇するだけではなく、多くの関連イベントに参加し、ファンや映画好きとの交流を通じて彼らの作品やアジア映画への情熱について語る予定。

宮沢は、ドラマ「コウノドリ」第2シリーズで俳優デビューし、テレビや映画など多くの作品に出演して活躍している。2020年には映画『his』で初主演し、新人賞を多数受賞したほか、『騙し絵の牙』(2021)では日本アカデミー賞で新人賞も受賞している。そのほか、『ムーンライト・シャドウ』(2021)や『レジェンド&バタフライ』(2023)など、様々な作品に出演。第35回東京国際映画祭コンペティション部門でワールド・プレミア上映された『エゴイスト』(2023)では、第16回のAFA最優秀助演男優賞を受賞しており、今活躍が最も注目される俳優の一人。

宮沢は「この度 AFA の Youth Ambassador として迎えられ、大変光栄で、また誇りに思います。日本の俳優として、これを機に日本 映画の魅力をより多くの観客の皆さまに伝えたいと思います」と抱負を語った。

アジア・フィルム・アワード・アカデミー(AFAA)のウィルフレッド・ウォン会長は「今年の Youth Ambassador に、才能あふれるこの 4 人を迎えられることを嬉しく思います。彼らそれぞれが、異なるジャンルか らユニークで幅広い経験を持ち寄り、アジアの映画について観客と考えを交わし、交流する姿を楽しみにしています。このように多 彩な俳優たちが一堂に会し、豊かな意見交換をすることこそ、AFA そのものだと感じています」とコメントした。

AFAA は、年間を通じて世界でアジア映画の普及活動をおこなっており、その活動の中でも主要イベントである授賞式 (AFA)は、世界最大級のアジア映画の祭典。例年アジアの若手スターを一人 Youth Ambassador として任命し、 AFA の顔として様々な関連イベントに迎え、ファンと交流してもらっている。多くの国や文化が存在するアジアは、多様性に富んだ地域であり、過去の AFA の受賞者やノミネート作品に見られるように、その多様性は常に映画に反映されている。この多様性を尊重し、様々な個性があることを祝し、今回 AFA では、それぞれ全く 異なるキャリアと演技スタイルを持つ、アジア全域で高く評価されている 4 人の俳優を Youth Ambassador として起用した。

第 17 回 AFA のノミネート作品、審査委員長、また日程と会場については、2024 年 1 月 12 日(金)の記者会見で発 表される。

■アジア・フィルム・アワード (主催:アジア・フィルム・アワード・アカデミー)
2007 年に創設されたアジア映画を対象とした映画賞。東京国際映画祭は 2013 年より、香港国際映画祭、釜山国際映画祭と 共にアジア・フィルム・アワード・アカデミーを創設し、アジアの映画業界と連携し、その年のアジアの映画人を表彰しスポットライトを当て ることでアジア映画ファンの創出、世界へのアジア映画の振興、文化交流を図っている。
アジア・フィルム・アワード公式サイト:http://www.afa-academy.com