ガーシー容疑者が帰国し警視庁が逮捕 芸能人らを常習的に脅迫した疑い

(2023年6月4日18:00)

ガーシー容疑者が帰国し警視庁が逮捕 芸能人らを常習的に脅迫した疑い
ガーシー容疑者(Instagram/@gassyy_ch)

芸能人らを常習的に脅迫したなどとして暴力行為等処罰法違反容疑などで逮捕状が出ていた前参院議員ガーシー(本名=東谷義和)容疑者(51)が、滞在していたUAE(アラブ首長国連邦)から4日午後5時過ぎ成田空港に帰国し、警視庁が逮捕した。

ガーシー容疑者は昨年、YouTubeに配信した動画で俳優、実業家、デザイナーの3人を常習的に脅迫した疑い。

ガーシー容疑者はパスポートが失効していたが、UAEのドバイに滞在し続けていたため、捜査当局は捜査員らをUAEに派遣して、現地当局に捜査協力を要請するなどしていたという。

ガーシー容疑者は日本時間4日午前、UAEから飛行機に乗り日本に向かい同日夕,成田空港に到着したところで警視庁の捜査員に逮捕された。

ガーシー容疑者は2022年、NHK党(現・政治家女子48党)から参院選に比例区から立候補しで当選したが、海外に滞在し続け登院せず、参議院から懲罰を受けた。その際国会での謝罪に応じなかったため、3月15日に「除名」処分を受けて参議院議員を失職した。

3月16日、警視庁は、ガーシー容疑者と配信動画の作成に関わった知人の元大阪府警察警察官で会社経営者の40代男性を、芸能人らを常習的に脅迫し名誉を毀損したとして、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)、強要、名誉毀損、威力業務妨害の容疑で逮捕状を請求、同日発行された。

3月23日、外務省が旅券法に基づいて旅券返納命令を出す。 4月14日、警視庁がUAEから帰国した会社役員(40)を、ガーシー容疑者と共謀した疑いで逮捕。ガーシー容疑者は国際刑事機構より国際手配される。

逮捕状が出た当初、ガーシー容疑者はSNSで「一生帰国しないことを覚悟できた」などと語っていたが、逮捕を覚悟したのか帰国・逮捕となった。