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沢尻エリカ容疑者MDMA逮捕 「別に」騒動、離婚騒動、大麻疑惑など波乱の女優人生

(2019年11月17日)

沢尻エリカ容疑者MDMA逮捕 10年前の大麻疑惑など波乱の女優人生
沢尻エリカ容疑者(インスタグラムから)

女優の沢尻エリカ容疑者(33)が16日、合成麻薬MDMAを所持していたとして麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕され芸能界に衝撃が広がった。「別に」騒動や離婚騒動、10年前の大麻疑惑など波乱の女優人生が浮上している。

■自宅のアクセサリーボックスにMDMAのカプセル1錠

報道によると、警視庁組織犯罪対策5課は沢尻容疑者の薬物疑惑に関する情報提供に基づき16日朝、東京・目黒区の沢尻容疑者の自宅を家宅捜索し、棚の上にあったアクセサリーケースの中から、チャック付きのビニール袋に入ったカプセル2錠を発見。そのうちの1錠がMDMAの粉末0.09グラムだったことで麻薬取締法違反の疑いで緊急逮捕した。約1回分の使用量だという。
MDMAは覚せい剤と似た化学構造を持つ粉末合成麻薬。「エクスタシー」とも呼ばれる。錠剤やカプセルの形で密売される。1989年に麻薬取締法の規制対象とされた。幻覚や幻聴、精神障害を起こしたり、心不全を起こして死亡する例もあるという。

沢尻容疑者は16日未明に自宅を出て渋谷の人気クラブ「W」で知人らと酒を飲みながら盛り上がり午前7時ごろに帰宅したという。沢尻容疑者は母親と2人暮らしで、家宅捜索には母親も立ち会ったという。沢尻容疑者は16日夜に警視庁から東京湾岸署に移送された。同署前に報道陣が詰めかける中、同容疑者を乗せたとみられるワンボックスカーは後部座席がカーテンで覆われ沢尻容疑者の様子は見えなかった。17日朝には湾岸署から東京地検に身柄を送検されたがこの日も沢尻容疑者の姿はベールに包まれたままだった。

TBSの17日午前のニュースによると、沢尻容疑者は「以前から違法薬物を使用していた」という趣旨の供述をしているという。また、沢尻容疑者が渋谷のクラブから帰る際に接触したときには薬物は所持しておらず、MDMAは以前から自宅にあったとみられるという。

■所属エイベックスが公式サイトで謝罪

沢尻容疑者が所属するエイベックス・マネジメントは16日、公式サイトで関係者やファンに謝罪するコメントを発表した。「沢尻エリカの報道に関しまして」とのタイトルで「本日、沢尻エリカが麻薬取締法違反の容疑で地歩されました。本件につきまして、現在事実関係を確認しております。」としたうえで「関係各所の皆様、並びにファンの皆様へ、多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪。「本人の処遇につきましては、捜査の進捗を見守りつつ厳正に対処して参ります」としている。

■波乱の女優人生―「別に」騒動、泥沼の離婚騒動、大麻疑惑で事務所解雇etc.

沢尻容疑者は2005年の映画「パッチギ!」で数多くの映画種の新人賞を受賞。同年、フジテレビの「1リットルの涙」での演技が評価されてエランドール賞・新人賞などを受賞するなどブレイクした。

2007年 主演映画「クローズド・ノート」の舞台あいさつで司会者の質問に「別に」などと不機嫌そうに振る舞いバッシングにあい、その後ワイドショーで涙ながらに謝罪した。
2009年1月 ハイパーメディアクリエーター高城剛氏と電撃結婚。
2009年10月 「重大な違反があった」として前所属事務所から同年9月末日付で解雇される。原因は大麻使用だと報じられた。事務所が尿の鑑定検査をしたときに、沢尻容疑者から陽性反応が出て本人も使用を認めたという。この時は逮捕されていない。
2010年4月 高城氏との離婚を決意したことを発表。
2011年1月 高城氏との離婚で合意と発表したが高城氏が「寝耳に水」と反論して泥沼化。13年12月に離婚成立を発表した。
2012年5月 「週刊文春」にスペインのバルセロナで”大麻パーティー“に参加していたことが報じられる。
2012年7月 女優復帰作となった「ヘルタースケルター」がヒット。日本アカデミー賞有修主演女優賞を受賞。
2014年4月 フジテレビの「ファースト・クラス」に主演。深夜枠にも関わらず視聴率10%を超えるヒットになるなど存在感を見せる。
2017年9月 小栗旬演じる太宰治の愛人を熱演して話題を呼んだ映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」が公開される。さらには来年のNHK大河ドラマ「麒麟が来る」で織田信長の正室・濃姫役に抜擢されるなど、一連の騒動を乗り越えて復活し女優としての不動の地位を確立していく矢先の逮捕だったことがなんとも惜しまれる。
沢尻容疑者は22日間勾留され起訴される可能性は高いとみられる。その後保釈され年明けに初公判。懲役1年半程度の執行猶予付き判決が予想される。