-
芸能NewsEye
歌手山口かおる、ディナーショーで八代亜紀さんトリビュート&「ふた情け」など自身のヒット曲を熱唱
(2024年12月15日25:00)
歌手の山口かおるが15日、東京・台東区の浅草ビューホテルで年末恒例のディナーショーを行い、昨年12月に亡くなった”演歌の女王”八代亜紀さんから贈られた着物を着て「舟歌」などを歌い、八代さんをトリビュート。そして「ふた情け」など数々の自身のヒット曲を熱唱した。
ショーの冒頭にシックな和服姿でステージに上がった山口は、昨年12月30日に亡くなった八代亜紀さんのヒット曲「愛の終着駅」と「舟唄」を情感たっぷりに歌い上げ、「この着物は八代さんから頂いたものなんです」と明かし、「大先輩から頂いた着物を着させていただき、八代さんのことを思い出しながら歌いました」と語った。
さらには、山口の「哀愁フラメンコ」(08)、「献身」(10)などの作曲を手掛けた作曲家で、日本作曲家協会会長の徳久広司氏が登壇。徳久氏が作曲した美空ひばりさんのヒット曲「おまえに惚れた」(80)を一緒に歌うという豪華デュエットが実現した。以前山口のディナーショーで一緒に歌ったことがあり、それ以来とても好きな曲だという。徳久さんは、「一緒に歌えるところがあるんです。追っかけのところは哲也君がやっているんです。だから私が加藤哲也さんになって」と、サビのコーラスの部分はひばりさんの実弟の加藤哲也さんが務めたことなど当時のエピソードを明かし、「良いですね。いい流れですね」と喜んでいた。来年、徳久氏作曲で山口の新曲がリリースされることも発表された。
そして、「哀愁フラメンコ」、「献身」、「愛と憎しみの間に」、「ガラスの薔薇」など数々の自身の人気曲を熱唱した。山口は、1993年に本名の青木香織としてコロムビア「速達」で歌手デビュー。長嶋茂雄・読売巨人軍終身名誉監督に山口かおると命名され、日本クラウンに移籍して「月の砂時計」、「泣かせて大阪」などの多数のヒット曲をリリースしている。
また、「山口がNHK紅白歌合戦に出場するまで応援する」という熱烈な山口ファンの将棋棋士7段で投資家の桐谷広人氏が登壇して、山口と共にご当地ソング「葛飾細田かんらん音頭」を披露した。
山口の出身地である東京・葛飾区細田で、西洋から入ってきた野菜のキャベツ(和名:甘藍=かんらん)に注目した篤農家の中野藤助が栽培研究に没頭し、「中野甘藍」と名付け、親子三代で品種改良を重ねて、日本でのキャベツ栽培の基礎を築いたとされる。
「かんらん」で街を元気にしようと、かんらん音頭を作ることになり2021年、山口が、香音鈴(カオリン)のペンネームで作曲して歌う同曲(山口かおるwuth桐谷広人)が完成。昨年8月に日本コロンビアからシングルとしてリリースされた。
ディナーショーには、歌手の大森あきら、美川憲一の物まねで人気のチャッピーも出演して盛り上げた。また、大島親方(元関脇 旭天鵬)、芸能レポーターの石川敏男氏、キャスターの辛坊治郎氏、「FRIDAYデジタル」芸能デスク・荒木田範文氏、平沢勝栄衆院議員など多彩な顔触れが応援に駆け付け山口を励ました。
山口は、多彩な企画と圧倒的な歌唱力で観客を魅了して、最後に「ふた情け」、「愛は瞳の中に」、そしてアンコールで「哀しみ万華鏡」を歌いショーを締めくくった。