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広末涼子が釈放 所属事務所が謝罪コメント「誠実に責任を果たしてまいります」
(2025年4月16日10:30)

交通事故を起こして搬送された静岡県島田市の病院で看護師を蹴るなどして負傷させたとして、傷害容疑で逮捕、送検された広末涼子(44)が16日朝、釈放された。広末の釈放を受けて所属事務所が謝罪コメントを発表。「誠実に責任を果たしてまいります」などとしている。
広末は黒いスーツを着て、やややつれた表情で署から姿を現し、報道陣に向かって約3秒頭を下げ、迎えに来た黒いワンボックスカーに乗り込んで浜松西署を後にした。今後は任意で捜査を続けるという。
■広末の個人事務所がコメント「過去を含め、薬物に一切関与しておりません」
広末の個人事務所は同日、公式サイトで「このたび、広末涼子の勾留が解除されましたことをことをご報告申し上げます」とした上で「本件の被害者の方々にに対し、心より深くお詫び申し上げます。また、関係者にも、ご心痛、ご負担をおかけしたことを真摯に受け止め、誠実に責任を果たしてまいります」と謝罪した。
そして「本件に関連し、広末涼子は検査に協力し、正式な鑑定結果においてアルコールや違法薬物は一切検出されておりません。家宅捜索においても薬物が押収されたという事実はございません。本人は、過去を含め、薬物に一切関与しておりません」とした。
さらに「広末涼子本人は、被害者をはじめ多くの方々に多大な迷惑と混乱を与えてしまったことを大変申し訳なく思っており、深く反省しております」と明らかにして、「また、本人には、精神的に不安定な状態が見られたこともあり、今後は適切な医療機関にて診断を受けた上で、医師の指導のもと、慎重に治療と健康回復に務めてまいります」としている。
そして、ファンの「温かいメッセージ」に感謝して「今後につきましては、本人の体調と状況を見極めながら、慎重に対応を進めてまいります」と締めくくった。
■広末の事件の経緯
広末は車を運転して7日午後6時50分ごろ、新東名高速道路上り線掛川PA先のトンネル内で大型トレーラーに追突。同容疑者と同乗していた仕事関係者とみられる男性はけがをして同県島田市の病院に搬送された。
その後8日午前0時20分ごろ、同病院内で看護師の女性(37)を足で蹴ったり腕を引っかいたりするなどの暴行を加え、けがを負わせた疑いで現行犯逮捕された。事務所は「一時的にパニック状態に陥った」などとし、当面の間すべての芸能活動を自粛すると発表した。
検察は10日、10日間の勾留延長を申請して裁判所が認めた。同日、県警は新たに危険運転致傷容疑で東京・世田谷区の広末容疑者宅の家宅捜査を行ったが違法薬物などは発見されなかったという。
■今後の捜査
今後は在宅での任意の捜査になるということだが、「看護師との示談が成立したということなら傷害容疑は不起訴になる可能性が高い。一方、危険運転致傷は有罪なら15年以下の懲役と重いが、薬物が検出されなかったこと、また同乗してけがをした関係者と示談が成立すれば、略式起訴罰金という可能性もあるのではないか。事故の状況や広末の当時の状態などを慎重に調べるのではないか。それを受けて検察が起訴するかどうか判断をすることになる」(法曹関係者)という指摘も。今後の捜査が注目される。
広末は2023年6月、都内レストランのシェフ・鳥羽周作氏とのW不倫騒動が原因でアーテイストのキャンドル・ジュン氏と離婚。24年、26年間所属した所属事務所フラームを退所し、個人事務所「R.H」を設立して社長に就任して、芸能活動を再開していた。奈良県で主演映画の撮影をしていて、関係者と車で帰京する途中に事故を起こした。事故で映画の撮影は中止されたという。