ジャネット・ジャクソン、”ポロリ事件“や兄マイケルを語るドキュメンタリーの予告編公開

(2021年1月3日17:45)

ジャネット・ジャクソン、”ポロリ事件“や兄マイケルを語るドキュメンタリーの予告編公開
ジャネット・ジャクソン(Instagram/@janetjackson)

米TV「Lifetime」が制作するジャネット・ジャクソン(55)のドキュメンタリー番組「JANET」の予告編がこのほど公開され、ジャネットの40年以上にわたるキャリアをクローズアップし、兄マイケルの”少年に対する虐待疑惑“の問題や2004年のスーパーボウルでの”ポロリ事件“などについて語っていることが分かった。

米サイト「TooFab」によると、ジャネットは、Lifetimeが2夜にわたって放送する伝記ドキュメントで、自身のキャリアとメッセージをのすべてを明かしているという。同局は、「5年の歳月をかけて制作した」と胸を張るこのプロジェクトの予告編をこのほど公開した。

このドキュメントは、ジャネットが1976年にマイケルら兄弟のバラエティ番組で大々的にデビューする前に、有名なジャクソン・ファミリーの一員として成長していく時代まで遡って描いており、ジャネットの50年をカバーする作品になっているという。

予告編の中で、ジャネットは父親のジョー・ジャクソン(2018年89歳没)が彼女の人生とキャリアに与えた力と大きな影響について語っている。ジョーが子供たちを育て、彼らのキャリアを発展させる上で父親として経営者としてどのようなアプローチをとったかを明かしている。

ジャネットにとって自身のコントロールは重要な部分を占めており、ジャクソン・ファミリーの一員というプレッシャーがあっても、自分自身のアイデンティティと運命をコントロールする必要があったと語っている。

一方でコントロールできなかったこともあり、挫折も味わいながらジャネットは音楽シーンを制覇して伝説となった。しかし、それは簡単なことではなかったという。兄マイケルの少年に対する性的虐待疑惑が自分のキャリアに影響を与えたかという質問に対して、ジャネットは悲しげに微笑みながら「連鎖による有罪」と答えた。

■スーパーボウルでの”ポロリ事件“のダメージを明かす

しかし、"ニップルゲート"と呼ばれた史上最も悪名高いスーパーボウルの”ポロリ事件“のダメージに比べれば、たいしたことではなかったという。ジャネットは「彼らはあなたを作り上げる。そして、一度そこに到達すると、彼らはすぐにあなたを引き裂くのです」とスターダムの頂点でのスキャンダルについて語った。

”ポロリ事件“とは2004年のスーパーボウルのハーフタイムショーでジャスティン・ティンバーレイクと彼のヒット曲「Rock Your Body」を熱唱中にジャネットの胸が露出するハプニングがあり、全米で生放送され大騒動に発展した。ジャネットはこのハプニング後、MTVのブラックリストに入るなどキャリアが大きく傷ついた一方で、ジャスティンはほとんどダメージを受けなかったといわれる。もともとはティンバーレイクがジャネットのジャケットをはがしてブラジャーが露出するという演出だったが、片方の胸が露出してしまったとされる。

ジャネットの兄弟は「ジャネットは傷ついていた」と明かした。そしてティンバーレイクはジャネットを擁護しなかったことで非難されていたが最近になって謝罪した。アーカイブ映像もふんだんに使用している予告編では、これまで見たこともないような方法でそのスキャンダルを掘り下げることを予告している。

「JANET」と題されたこの2夜連続放送の第1部は1月28日午後8時(米国東部時間)にLifetimeとA&Eで放送される。Lifetimeは公式サイトで「ジャネットのファースト・アルバム『Janet Jackson』(1982年)の発売40周年を記念した4時間のイベントは、A+E Networksポートフォリオの旗艦チャンネルであるLifetimeとA&Eで同時放送されることが決定しています。グローバル・アイコンのジャネットに前例のない完全な形でアクセスした「JANET」は、彼女の語られることのないストーリーを、親密かつ誠実に、フィルターなしで映し出します。プロデューサーのWorkerbeeは、3年以上にわたってこの素晴らしいドキュメンタリーを撮影し、彼女に独占的にアクセスすることを許可されました」としている。