米インフルエンサー、ボビー・アルソフが偽のAI生成性的動画被害「とんでもないフェイク画像」

(2024年2月22日10:15)

米インフルエンサー、ボビー・アルソフが偽のAI生成性的動画被害「とんでもないフェイク画像」
ボビー・アルソフ(Instagram/@bobbialthoff)

TikTokのフォロワー600万人の米インフルエンサー、ボビー・アルソフ(26)が偽の「AI生成性的動画」がネット上に拡散する被害にあった。「とんでもないフェイク画像」と訴えている。AI生成の偽の性的画像をめぐってはテイラー・スウィフトが被害にあったばかりだった。

米TMZによると、アルソフの性的な姿を描いたビデオが出回っている。この映像はここ数日ネット上で出回っているが、誰が見てもディープフェイク(AIに基づく画像・映像合成技術)だとわかるという。

X(旧ツイッター)の一部のユーザーは、これを「ボビー・アルソフのヌード」だと主張し、本物だと流布しているが、インフルエンサー本人が発言して”火消”した。

アルソフは、Xでトレンド入りしている自分の名前のスクリーンショットをSNSに投稿し、人々が夢中になっているのは、アルソフになりすまそうとしているただのコンピューター画像だと指摘した。

アルソフは、「みんなをがっかりさせるのは嫌だけど、私がトレンド入りしている理由は100%私じゃないし、AIが作り出したものであることは間違いない」とコメントした。
同サイトは「彼女のブランドを知っている人なら、彼女がそんなことをしているところを録画するはずがないことはわかるだろう。ちょっとお堅いし、母親でもある」と指摘した。

アルソフは、カリフォルニア州在住でプログラマーのコリー・アルソフさんと結婚して2児をもうけたが、最近夫のコリーさんが離婚を申請したという。アルソフは、ラッパーのドレイクをベッドでインタビューして話題を呼び、そのユーチューブの動画が1000万回を超えるアクセスを記録して有名になった。

偽のAI生成の性的画像ではテイラー・スウィフトも被害にあい社会問題化しており、SAG-AFTRA(映画俳優組合・米テレビ・ラジオ芸術家連盟)は、「誰かの同意なしにフェイク画像(特に淫らな性質のもの)をAIなどで生成し、広めることは違法とされなければならない。手遅れになる前に今行動しなければなりません」との声明を発表した。
さらにはAIで生成したフェイクポルノを防止する法案が、米下院議員ジョセフ・モレル(ニューヨーク州選出)とトム・キーン(ニュージャージー州選出)によって下院司法委員会に再提出された。