リチャード・ドレイファス「ジョーズ」上映会で性差別と同性愛嫌悪の暴言疑惑 劇場が謝罪

(2024年5月29日9:00)

リチャード・ドレイファス「ジョーズ」上映会で性差別と同性愛嫌悪の暴言疑惑 劇場が謝罪
リチャード・ドレイファス(Instagram/@richarddreyfussofficial_)

米俳優リチャード・ドレイファス(76)が、自身が出演した「ジョーズ」の上映前のトークショーで、性差別と同性愛嫌悪の暴言を吐いたとしてファンから非難を浴びている。米メディアが報じた。

TMZによると、リチャードは25日夜(現地時間)、マサチューセッツ州ビバリーにあるキャボット・シアターに登場し、1975年のヒット映画「ジョーズ」についてファンとのディスカッションを行った。

リチャードの暴言の動画はまだ公開されていないが、YouTubeには、トークショーの前に撮影された映像が出回っており、ドレイファスがドレスを着てテイラー・スウィフトの「Love Story」に合わせてダンスを披露しているのが映っていという。

女装したドレイファスに多くのファンが笑っているが、ドレイファスがトランスジェンダーで性移行したいと言う子供たちの言うことに耳を貸すべきではないと言ったとされ、トークの終わりには、誰も笑っていなかったという。

SNSユーザーによると、リチャードはアカデミー賞の新しい多様性のルールも非難したという。また、大作映画を作るには女性は受動的すぎると言ったとか、バーブラ・ストライサンドやスティーブン・スピルバーグは確認できてなく、これらはすべてネット上の人々が主張していることだとしている。

劇場を運営するキャボット社は27日、リチャードの発言について謝罪し、この俳優の発言を支持するものではないと明言した。リチャードの代理人に連絡を取ったが、今のところ返答はないという。
,br> ドレイファスは昨年5月、アカデミー賞が多様性を追及する目的で打ち出した作品賞の新しい選好基準に、主な出演者にマイノリティを起用するなどの条件をもうけたことに「吐き気がする」「芸術かとしての私に対して、道徳とh何か化に関する流行の最先端の考え方に従わなければならないと支持することは誰にもできない」などと痛烈に批判して物議をかもしたことがあった。

リチャードはジョジ・ルーカス監督の「アメリカン・グラフィティ」(73)で注目され、「ジョーズ」でスターの中間入りを果たした。その後も「未知との遭遇(77)、「張り込み」(87)など数多くのヒット作に出演し、「グッバイガール」(77)でアカデミー賞主演男優賞を受賞しているが、ドラッグ依存になり一時低迷。80年代末から復帰して「陽の当たる教室」(95)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。