2「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」などの予告映像解禁 「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」

(2023年1月18日11:15)

「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」などの予告映像解禁 「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」
「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」

先月亡くなったミュージシャン鮎川誠さんの活動を記録したドキュメント映画「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」など、「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」3日目の3月19日に上映される4作品と、札幌限定上映される1作品の計5作品の予告映像がこのほど解禁になった。

■「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」(東京限定上映)

「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」は、1月29日にすい臓がんのため74歳で死去したミュージシャンの鮎川誠に密着したドキュメント。1978 年にギター・鮎川誠とボーカル・シーナの夫妻が中心となり結成された日本を代表するロックバンド「シーナ&ロケッツ」は結成以来休止することなく活動してきたが、2015 年にシーナさんが死去。メンバーですらバンドはもう終わりかと覚悟したが、娘が歌い継ぎ、バンドは止まることなく続いていく―。鮎川が「家族が応援してくれたのが、それがないなら、やれんやったろうと思う」と語り、ステージに立ち続けた姿が切り取られている。

■「War Bride 91歳の戦争花嫁」

「War Bride 91歳の戦争花嫁」は1951 年に戦後 5 年で敵国だった米軍の兵士と結婚し、「戦争花嫁」と呼ばれ差別と闘ってきた 91 歳の日本人女性の人生を紐解き、苦難と立ち向かいながらもたった一人を愛し、逞しくも美しく生きる一人の女性を記録している。

■「ダリエン・ルート “死のジャングル”に向かう子どもたち」

「ダリエン・ルート “死のジャングル”に向かう子どもたち」は混迷を続ける母国を逃れアメリカを目指すハイチ難民の家族を通じ、年間 15 万人以上の難民が越境を試みる、中米コロンビアとパナマに広がる密林“死のジャングル”と難民問題の現状をリポートしている。

■「それでも中国で闘う理由 ~人権派弁護士家族の7年~」

「それでも中国で闘う理由 ~人権派弁護士家族の7年~」は2015 年夏、中国で約 300人の人権派弁護士らが一斉拘束され、一家の大黒柱を突然奪われながらも奮闘する家族を通じて、急速に発展し経済大国となった中国社会の現実を見つめたドキュメント。

■「劇場版 ヤジと民主主義」(札幌限定上映)

「劇場版 ヤジと民主主義」は、応援演説中の安倍晋三総理(当時)へのヤジを飛ばした男女や、年金政策を批判した女性が排除されるなど、表現の自由を警察が奪った問題を追及し、数々の賞を受賞したドキュメンタリー番組の劇場版。 日本や世界が抱える問題を直視し真実を伝える社会派作品など注目の5作品となっている。

■開催スケジュール

東京:ヒューマントラストシネマ渋谷/3月17日(金)~30日(木)
大阪:シネ・リーブル梅田/3月24日(金)~4月6日(木)
名古屋:伏見ミリオン座/3月24日(金)~4月6日(木)
札幌:シアターキノ/4月15日(土)~21日(金)

■上映作品ラインナップ

➀ 「アフガン・ドラッグトレイル」(監督:須賀川拓)
➁ 「それでも中国で闘う理由 ~人権派弁護士家族の7年~」(監督:延廣 耕次郎 ・ 松井 智史)
➂ 「オートレーサー 森且行 約束のオーバルへ」(監督:穂坂 友紀)
➃ 「カリスマ~国葬 拳銃 宗教~」(監督:佐井 大紀)
➄ 「東京SWAN 1946 ~戦後の奇跡『白鳥の湖』全幕日本初演~」(監督:宮武 由衣)
➅ 「War Bride 91歳の戦争花嫁」(監督:川嶋 龍太郎)
➆ 「ダリエン・ルート “死のジャングル”に向かう子どもたち」(監督:萩原 豊)
➇ 「魂の殺人 ~家庭内・父からの性虐待~」(監督:加古 紗都子)
⑨ 「サステナ・ファーム トキと1%」(監督:川上 敬二郎)
➉ 「KUNI 語り継がれるマスク伝説 ~謎の日本人ギタリストの半生~」(監督:佐藤 功一)
⑪ 「通信簿の少女を探して ~小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今~」(監督:匂坂 緑里)
⑫ 「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」(監督:寺井 到)
⑬ 「93歳のゲイ」(監督:吉川 元基) 【大阪限定上映】

⑭ 「やったぜ!じいちゃん」(監督:仲尾 義晴) 【名古屋限定上映】

⑮ 「劇場版 ヤジと民主主義」(監督:山﨑 裕侍・長沢 祐 )【札幌限定上映】


■「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」

1955年の開局以来、日々のニュースや珠玉のドキュメンタリー番組を放送し続けてきたTBSが、魂を揺さぶる良質のドキュメンタリー映画の発信地となるべく、満を持して立ち上げた新ブランド「TBS DOCS」。(TBSドキュメンタリーフィルムズの略称)
海外ではドキュメンタリー作品を”DOCS”と称する事から、「TBS DOCS」では、日本国内のみに留まらず、世界のマーケットも意識し、歴史的な事件の真相や今世界で起きている衝撃の出来事、そして市井の人々の日常の瞬間を切り取り、日々取材を続けている記者やディレクターたちの熱い想いを、多くの人により深く、より丁寧に発信していく。
そして、「TBS DOCS」のもと第3回目となる、「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」が開催されることになった。映画祭は、3月17日(金) より東京でスタート。大阪、名古屋に場所を移した後、初となる札幌でも開催。 多岐に渡るジャンルより揃えた、珠玉の全15本の作品を、前回を上回る規模で上映する。 また、今回の映画祭アンバサダーには、TBS「王様のブランチ」でもお馴染み、映画コメンテーターのLiLiCoが就任している。