映画「ホワイトバード はじまりのワンダー」 マーク・フォースター監督が11年3か月ぶりに来日決定

(2024年10月25日12:00)

映画「ホワイトバード はじまりのワンダー」 マーク・フォースター監督が11年3か月ぶりに来日決定
マーク・フォースター監督(A Film by Marc Foster)

世界的大ヒット作「ワンダー 君は太陽」の、もうひとつの物語「ホワイトバード はじまりのワンダー」(12月6日公開)のマーク・フォースター監督が、「ワ ールド・ウォー」でのプロモーション以来、11年3か月ぶりに来日することが決定した。また日本のファンに向けたコメントが到着し、メイキ ング写真も解禁になった。

前作「ワンダー 君は太陽」でいじめっこだった少年ジュリアン(ブライス・ガイザー)と、ジュリアンのおばあちゃん・ サラ(ヘレン・ミレン)が主人公の本作は、あれから 6 年、学校を退学となった自覚のない孫の行く先を心配したサ ラが希望に満ちた未来へ導くために、自ら封印していた“衝撃の過去”を告白するという物語。

北米では一足先に劇場公開され、辛辣な批評で有名な米映画レビューサイト「Rotten Tomatoes(ロッテン トマト)」では Audience Score(観客スコア)が 99%を記録。さらに観客の出口調査「CinemaScore(シネマスコア)」では A+という高評価を獲得している。(2024年10月16日11 時 00 分時点)

監督をつとめたマーク・フォースターは、ハル・ベリーを黒人女優初のオスカーに導いた『チョコレート』(01)で国際的に知られるようになり、ジョニー・デップとケイト・ウィンスレットが共演した『ネバーランド』(04)や、ディズニーの人気キャ ラクター「くまのプーさん」を実写映画化した『プーと大人になった僕』(18)やトム・ハンクス主演『オットーという男』 (23)など珠玉のヒューマンドラマを数々手掛けてきた。
一方、シリーズ第 22 弾となる『007/慰めの報酬』(08)や ブラッド・ピット主演のゾンビ映画『ワールド・ウォーZ』(12)などのエンターテインメント超大作までスタジオや独立系を問わず、業界屈指の才能を多数起用し、さまざまな規模やジャンルの作品でメガホンをとっている。

本作は第37回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門への出品が決まり、11 月 3 日(日)に日本最速上映を実施。上映後には Q&Aの時間を設け、フォースター監督が観客と交流するためのイベント登壇も決定している。なお本チケットは、映画祭公式サイトにて 10 月 19 日(土)16 時より一般販売開始となる。

そして今回、来日決定にあたり、フォースター監督よりコメントが到着。「私は映画のプロモーションで何度も日本に来ています。最初は『主 人公は僕だった』でした。日本の観客の皆さんはそのたびに私を歓迎し、私の映画を受け入れてくれて、いつも感謝しています。前2 作の『プー と大人になった僕』と『オットーという男』で受けたサポートは本当に圧倒的で、信じられないような贈り物でした。『ホワイトバード はじまりのワンダ ー』を皆さんと共有できることを心より楽しみにしています」と、ファンに向けてメッセージを送った。

映画「ホワイトバード はじまりのワンダー」 マーク・フォースター監督が11年3か月ぶりに来日決定
ヘレン・ミレン㊨と話し合うフォースター監督
映画「ホワイトバード はじまりのワンダー」 マーク・フォースター監督が11年3か月ぶりに来日決定
演出するフォースター監督
映画「ホワイトバード はじまりのワンダー」 マーク・フォースター監督が11年3か月ぶりに来日決定
和気あいあいとした雰囲気で撮影
映画「ホワイトバード はじまりのワンダー」 マーク・フォースター監督が11年3か月ぶりに来日決定
フォースター監督(右端)とキャスト

あわせて解禁となったメイキング写真では、フォースター監督とヘレン・ミレンが話し合う様子や、本作で重要な役柄を演じた若手俳優2人と 和気あいあいとした雰囲気で撮影を行っている姿などが見受けられる。 映画『ホワイトバード はじまりのワンダー』は 12 月 6 日(金)より TOHO シネマズ シャンテ他にて全国ロードショー。

【STORY】
いじめによって学校を退学処分になったジュリアンは、自分の居場所を見失っていた。そんな中、ジュリアンの祖母のサラがパリから訪ねて来る。あの経験で学ん だことは、「人に意地悪もやさしくもしないただ普通に接することだ」と孫の口から聞いたサラは、「あなたのために話すべきね」と自らの少女時代を明かす。時は 1942年、ナチス占領下のフランスで、ユダヤ人であるサラと彼女の両親に危険が近づいていた。サラの学校にナチスが押し寄せ、ユダヤ人生徒を連行するが、 サラは同じクラスのジュリアンに助けられ、彼の家の納屋に匿われることになる。クラスでいじめられていたジュリアンに何の関心も払わず、名前すら知らなかったサ ラを、ジュリアンと彼の両親は命がけで守ってくれる。日に日に二人の絆が深まる中、終戦が近いというニュースが流れるのだが──。

【クレジット】
監督:マーク・フォースター 『ネバーランド』『オットーという男』 脚本:マーク・ボムバック、R.J.パラシオ
出演:アリエラ・グレイザー、オーランド・シュワート、ブライス・ガイザー、ジリアン・アンダーソン、ヘレン・ミレン
2024年|アメリカ|英語・仏語|121分|カラー|スコープ|5.1ch|原題:White Bird|字幕翻訳:稲田嵯裕里|映倫区分:G
配給:キノフィルムズ
クレジット:© 2024 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:https://whitebird-movie.jp 公式X:@whitebird_movie