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映画
倉本聰原作「海の沈黙」 本木雅弘、小泉今日子の小樽再会シーン公開 32年ぶりの共演
(2024年11月23日11:30)
倉本聰原作・脚本、若松節朗監「海の沈黙」(11月22日より全国公開中)の本木雅弘と小泉今日子の小樽再会シーンと、32年ぶりになる共演のコメントが解禁になった。
本作は、「前略おふくろ様」「北の国から」「やすらぎの郷」など数々の名作を手がけてきた巨匠・倉本聰が長年にわたって構想し、「どうしても書いておきたかった」と語る渾身のドラマを、『沈まぬ太陽』や『Fukushima 50』などの若松節朗がメガホンをとり映画化した話題作。
人々の前から姿を消した天才画家が秘めてきた想い、美と芸術への怨念、そして忘れられない過去が明らかになる時、至高の美と愛の全貌がキャンバスに描きだされる。
孤高の画家・津山竜次を本木雅弘が演じ、小泉今日子、中井貴一、石坂浩二、仲村トオル、清水美砂、菅野恵、萩原聖人、村田雄浩、佐野史郎、田中健、三船美佳、津嘉山正種が共演。日本映画界の豪華キャストがここに結集した。
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世界的な画家、田村修三(石坂浩二)の展覧会で大事件が起きた。展示作品のひとつが贋作だとわかったのだ。連日、報道が加熱する中、北海道で全身に刺青の入った女の死体が発見される。このふたつの事件の間に浮かび上がった男。それは、かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、ある事件を機に人々の前から姿を消した津山竜次(本木)だった。かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻・安奈(小泉今日子)は北海道へ向かう。もう会うことはないと思っていた竜次と安奈は小樽で再会を果たす。しかし、病は竜次の身体を蝕んでいた。残り少ない時間の中で彼は何を描くのか?何を思うのか?彼が秘めていた想いとは?というストーリー。
今回解禁された新場面写真は、本木雅弘演じる天才画家・竜次が、小泉今日子演じる、かつての恋人・安奈と再会したシーンで手を取る瞬間と、再会した時の安奈を映し出したもの。竜次と安奈は、現在の安奈の夫である田村の展覧会での贋作事件をきっかけに30数年ぶりに小樽で再会を果たす。
演じた本木と小泉自身も82年にデビューしてから42年来の同志。本作はドラマ「あなただけ見えない」(92)以来32年ぶりの共演となるが、本木は小泉とのシーンについて「竜次と安奈というだけでなく、同時代の芸能界を生きてきた私と小泉さんの歴史も交錯し、映り込んでいると思います。」と、デビューから現在までのお互いを知っているからこその二人のシーンを振り返る。
また小泉は、「(竜次と安奈)二人とも、若かりし頃の思い出とか、消えないわだかまりとか、感情の下にたまった澱のようなものが、ずっと人生に影響していたんだと思います」と話し「周囲がどんなに批判していても、きっと心のどこかで彼を肯定していた」と、大人のラブストーリーとしての本作の二人の関係や、それぞれの想いを明かす。
また、倉本作品に出演するのはこれが初となる本木だが、「40年来の同志である小泉さんとの共演にはリアルな感慨もあり、監督や中井さんの支えによって、不思議なアンサンブルが生まれました」と、小泉との共演を経て乗り切った作品への手ごたえも語る。原作・脚本の倉本聰、監督の若松節朗、そして本木雅弘、小泉今日子をはじめ、日本映画界を代表する豪華キャスト陣による重厚な人間ドラマ、そして贋作事件をきっかけに再会した二人の愛の物語が繰り広げられる。)
【CREDIT】
本木雅弘
小泉今日子 清水美砂 仲村トオル 菅野恵 / 石坂浩二
萩原聖人 村田雄浩 佐野史郎 田中健 三船美佳 津嘉山正種
中井貴一
原作・脚本:倉本聰
監督:若松節朗
製作:曵地克之
プロデューサー:佐藤龍春
アソシエイトプロデューサー:谷山一也 増子美和 中村和夫 牛田直美
音楽:住友紀人 絵画協力:高田啓介 企画協力:フラノ・クリエイティブ・シンジケート
製作会社:インナップ
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
©2024 映画『海の沈黙』INUP CO.,LTD
公式HP:https://happinet-phantom.com/uminochinmoku/
公式X:https://x.com/uminochinmoku
11月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中