北米週末興行 1位「ライオン・キング:ムサファ」、2位「ソニック×シャドウTOKYO MISSION

(2025年1月5日10:45)

北米週末興行  1位「ライオン・キング:ムサファ」、2位「ソニック×シャドウTOKYO MISSION」
「ライオン・キング:ムサファ」(公式サイトから)

北米週末興行は1月3日金曜日(現地時間)、「ライオン・キング:ムサファ」が興行収入760万ドルで1位になった。2位は、前週1位だった「ソニック×シャドウTOKYO MISSION」の690万ドルだった。

1位「ライオン・キング:ムサファ」
米興行サイトBox Office Mojoによると、年明け最初の金曜日となる3日の北米興行収入は昨年12月20日公開された「ライオン・キング:ムサファ」(原題:Mufasa:The Lion King)が760万ドル(約11億9500万円)で1位になった。
同作は、1994年のアニメ映画「ライオン・キング」の2019年実写版リメイク作品の前日譚で続編となるフォトリアルなアニメーション映画。
タンザニアのプライド・ランドを舞台に、マンドリルのラフィキが、ムファサの孫で、シンバとナラの娘であるキアラに2頭のライオン、ムファサとタカの期限の物語を語る。声の出演は、アーロン・ピエール、ケルヴィン・ハリソン・Jr、セス・ローゲンのほかビヨンセと娘のブルー・アイビー・カーターも参加している。監督はアカデミー賞作品賞を受賞した「ムーライト」などのバリー・ジェンキンス。昨年12月20日、日米同時公開された。

2位「ソニック×シャドウTOKYO MISSION」
2位は前週1位だった「ソニック×シャドウTOKYO MISSION」で興収は690万ドル(約10億8000万円)だった。
同作は映画「ソニック・ザ・ムービー」シリーズの最新作で、セガとソニックの”母国”日本に凱旋。ソニックが新たに登場する人気キャラクター、シャドウと共に、超音速アクションアクションを展開する。東京湾に浮かぶ監獄島に幽閉されていた闇のダークヒーロー「シャドウ」は長い眠りから目覚め、日本を象徴するランドマーク・シティ「東京・渋谷」に降臨。チームソニックが、スクランブル交差点のど真ん中でシャドウと対峙する。日本は昨年12月27日公開。

3位「吸血鬼ノスフェラトゥ」
3位は前週4位のホラー映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」(原題:Nosferatu)で興収425万ドル(約6億7000万円)だった。
同作は、吸血鬼映画の原点といわれるドイツのサイレント映画「吸血鬼のスフェラトゥ」(1922)、1978年のヴェルナー・ヘルツォーク監督のリメイクに続く、ロバート・エガ―ス監督による現代版リメイク。吸血鬼をホラー映画「IT/イット “それ“が見えたら、終わり。」シリーズで殺人ピエロを演じたブル・スカルスガルドが演じている。ほかにウィレム・デフォー、ジョニー・デップの娘のリリー=ローズ・デップ、ニコラス・ホルト、エマ・コリン、アーロン・テイラー=ジョンソンといった豪華キャストで、19世紀にのドイツを舞台に吸血鬼の恐怖のドラマを描く。

4位「モアナ 伝説の海2」
4位は前週3位の「モアナと伝説の海2」(原題:Moana 2)で興行収入は410万ドル(約6億4000万円)だった。
同作はウォルト・ディズニー・ピクチャーズが配給する2016年公開「モアナと伝説の海」の続編。前作の冒険から3年後、妹のシメアが生まれて成長したモアナは、家族と一緒に島で暮らしていた。あるとき、海の彼方にある島にたどり着けば人々は呪いから解放されて、世界が再び一つになるという伝説を知ったモアナはふたたび公開に出ることを決意する。
デイビット・ダーリック・ジュニアが監督を務め長編映画監督デビューをはたした。ジェイソン・ハンドとダナ・ルドゥ―・ミラーが共同監督を務めている。声の出演は、アウリイ・クラヴァーリョ、ドウェイン。ジョンソン、テムラ・モリソン、ニコール・シャージンガ-など。日本版の声の吹き替えでは、ミュージカル女優で歌手の屋比久知奈がモアナの声を担当する。全米11月27日公開、日本12月6日公開。全世界の興行収入が約9億1345万ドル(約1437億9600万円)の大ヒットを記録している。 5位「ウィキッド ふたりの魔女」
5位は前週と同じ「ウィキッド ふたりの魔女」(原題:Wicked)で333万ドル(約5億2000 万円)の興収。
同作は、舞台ミュージカル「ウィキッド」の映画化で、2部作の1作目。「クレイジー・リッチ!」のジョン・M・チュウが監督を務め。アリアナ・グランデ、シンシア・エリヴォ、ミシェル・ヨーなどの出演。緑色の肌のせいで誤解されている若い女性エルファヴァ(エリヴォ)と、人気者の少女グリンダ(グランデ)は、オズの国にある大学で友達になるが、オズの魔法使いと出会い、2人の友情は岐路に立たされる。グランデが圧倒的な歌唱力で歌い、エリヴォが魔女となって空を飛ぶ。第82回ゴールデングローブ賞(現地時間来年1月5日授賞式)の主演女優賞にエリヴォ、助演女優賞にグランデがノミネートされており、アカデミー賞でも有力候補になることが予想される。昨年11月22日に公開され、全世界の興収が約6億5477万ドル(約1029億5600万円)の大ヒットとなっている。日本では「ウィキッド ふたりの魔女」の邦題で3月7日公開。