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映画
「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」 AIの暴走で核による人類滅滅亡危機を救う究極ミッションでクルーズが超絶アクション
(2025年5月24日13:00)


トム・クルーズ主演の人気シリーズ8作目「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」が17日から22日まで先行上映され、23日に日米同時公開となった。AIプログラム「エンティティ」の暴走で核による人類滅滅亡の救うという極秘ミッションでクルーズが陸・海・空で超絶アクションを見せる圧巻のスパイアクション大作になっている。
クルーズ演じるCIAの極秘諜報部隊 IMF(Impossible Missions Force、不可能作戦部隊)に所属する工作員イーサン・ハントが不可能と思われる極秘任務を遂行するスパイアクション映画は1996年に第1作「ミッション:インポッシブル」に始まり、前作の「ミッション:インポッシブル/デッド・レコニングPART ONE」(23)まで7作製作され、今作は8作目で「シリーズの集大成にして最高傑作」とされる。
AI「エンティティ」が世界中の核保有国の核兵器庫を乗っ取り、世界中を核攻撃して人類を滅亡させようとするなか、大統領から事態解決のミッションを依頼されたイーサンは、ルーサー(ヴィング・レイムス)やベンジー(サイモン・ペッグ)と合流し、さらに刑務所に収監されていた武闘派のパリス(ポム・クレメンティエフ)を助けて仲間に引き込み、凄腕女スリのグレース(ヘイリー・アトウェル)も合流。そして、因縁の敵・ガブリエル(イーサイ・モラレス)がエンティティを入手するのを阻止してエンティティの暴走を食い止めるために、絶体絶命のピンチを何度も切り抜けながら任務遂行に立ち向かう。
クルーズはガブリエルの部下との死闘などの地上でのアクションだけでなく、海中や空中での壮絶なアクションを見せている。推測航行(デッド・レコニング)による新しい航行システムのために搭載した高度AIシステムがエンティティと化して、自爆を引き起こし海底に沈んでいるロシアの潜水艦セヴァストポリの位置を突き止め、潜入してエンティティのメモリに鍵を挿してコントロールするミッションの遂行や、エンティティをコントロールする装置を持って飛行機で逃げるガブリエルを追って、空中の飛行機の翼にしがみつくなど命がけのアクションシーンは空前絶後でクルーズの真骨頂といったところだ。
クリストファー・マッカリー監督で、クルーズはマッカリーとともに製作に名を連ねている。製作費4億ドル(約570億円)という超大作。「エンティティ」の機能や無力化の方法など情報量が多く、やや複雑な面もあるが、約170分の長さを感じさせないスリリングな展開で、1作目に登場した人物が意外な形で出演していたり、天井からワイヤーで床すれすれに降りるなど過去のハイライト・シーンも使われていて「集大成」にふさわしい内容になっている。
【クレジット】
監督:クリストファー・マッカリー
製作:クリストファー・マッカリー、トム・クルーズ
出演:トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、ヴァネッサ・カービー、イーサイ・モラレス、ポム・クレメンティエフ
2025年/アメリカ/169分/G
原題:Mission: Impossible - The Final Reckoning
配給:東和ピクチャーズ
©2025 PARAMOUNT PICTURES.
2005年5月23日(金)日米同時公開