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ハリウッド特急便
エミリー・ブラント、トム・クルーズから撮影現場で「そんな女々しいことはやめてくれ」と言われたと明かす
(2022年12 月11日11:45)
「プラダを着た悪魔」などで知られる女優のエミリー・ブラント(39)は、トム・クルーズ(60)とSF映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014年)で共演したときに、身に着けるスーツが重く泣き言をいうと「そんな女々しいことはやめてくれ」といわれたことを明かした。
米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ブラントは、彼女のそれまでのロマコメ作品とは一線を画すSFアクション映画のセットで、大スターのクルーズが「厳しい愛情」を注いでくれたことを明かした。クルーズは1.6キロの衣装と格闘している彼女に「そんな女々しいことはやめなさい」と言ったという。ポッドキャストの「SmartLess」で明らかにした。
「スーツには居心地の良さなんてなかった。1.6キロもあってとても重かったんです」とブラント。「初めて着たとき、私は泣き出してしまって、(クルーズは)どうしていいかわからないといった感じだった」と続けた。重いスーツを着ることにパニックになっている彼女を、クルーズは「じっと見ていた」という。
私は「トム、どうやってこの撮影を乗り切ればいいのかわからないわという感じで、ただ泣き出してしまったわ」という。そして「パニックになってるって言ったんです」。
クルーズの反応はブラントを再び泣かせたが、良い意味での涙だったという。
「彼は長い間私を見つめていて、どうしていいかわからずに、『さあ、そんな女々しくなるのはやめてくれ、OK?』と言ったのよ」とう。思いもかけないクルーズの言葉が彼女を不意打ちして笑わせたという。
激しいアクションシーンもありブラントは巨大なスーツは、ブラント肋骨と鎖骨を負傷したことを明らかにした。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」はエイリアンの侵略を受けている近未来の地球を舞台に、敵が人類に勝つために引き起こしている時間のループに巻き込まれてしまった主人公が、出撃しては戦死する2日間を何度も繰り返すうちに経験を積んで強くなり敵を倒す方法を見つけ出すまでを描く。「ループもの」と呼ばれるジャンルの異色のSFアクション映画の同作は批評家から好評で、特にブラントとクルーズの演技が評価されたという。