ホラー映画「ヒッチハイク」公開記念舞台挨拶 大倉空人、中村守里、平野宏周、高鶴桃羽、山田雅史監督が登壇

(2023年7月8日18:00)

ホラー映画「ヒッチハイク」公開記念舞台挨拶 大倉空人、中村守里、平野宏周、高鶴桃羽、山田雅史監督が登壇
登壇した左からナナフシギ、山田雅史監督、平野宏周、大倉空人、中村守里、高鶴桃羽(8日、都内で)

ホラー映画「ヒッチハイク」(7月8日公開)の公開記念舞台挨拶が東京・渋谷区のヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、大倉空人、中村守里、平野宏周、高鶴桃羽、山田雅史監督が登壇して撮影秘話などを語った。同作の公式アンバサダーである人気オカルト系 Youtuber“ナナフシギ”がMCを務めた。

同作は、体験談、伝聞、創作等が入り交じり、怖い話に眠れない夜を過ごしたネット住民が続出したといわれる、2 ちゃんねるオカルト版スレッド「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」(通称“洒落怖”)の中でも最もトラウマになると怖れられる「ヒッチハイク」を映画化したホラー映画。監督は「コープスパーティー」シリーズなど数多くのホラー映画を手掛けた山田雅史、脚本は「きさらぎ駅」の宮本武史が担当。辺鄙な山道でヒッチハイクをしたばかりに、狂気の一家に追われる若者たちの末路が、スクリーンで明らかになる。
主人公・山崎健役の大倉空人、清水涼子役の中村守里、佐々木和也役の平野宏周、野本茜役・高鶴桃羽が、心霊トークなどで盛り上がった。

大倉は、「僕が演じた山崎健は、母親からの過干渉にすごくストレスを感じていて、そこから親友の和也とヒッチハイクをする、ちょっぴり情けない男なんですけれども、本当にホラー映画とは思えない程現場が明るくて、その中で撮影をしました。本読みの段階から監督さんとキャストの皆さんで話し合って、スタッフ・キャスト一丸となって力を込めてつくった作品です」と語った。
さらに、大倉が「皆さんご覧になっていかがでしたでしょうか?」と観終わったばかりの観客に呼びかけると、溢れんばかりの拍手が上がり、「すごい拍手が心に響いて、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです!」と喜んだ。

中村は「私が演じた清水涼子は、原作には登場せず、今回映画化するにあたって追加されたキャラクターです。この作品は、最後まで観ても謎が残る作品なので、何回でも観ていただけたら嬉しいです」とアピールした。

平野は「僕が演じた佐々木和也は観てもらった通りの役柄です」といい、高鶴は「野本茜は、とても明るい性格で、言いたいことをはっきり言うんですけれども、それが本当の 私とは全く違う性格でして、結構暴言を吐くのが、最初ぎこちなくなってしまって、監督と何回も練習しました」と知られざる苦労を告白した。

山田監督は「この作品は現場が山の中で 12 月だったので、凍えながらの撮影を頑張って作った作品です」とコメントした。

MC からの「昨日が七夕ということで、皆さん何かお願い事はされましたか」の質問に大倉は「僕は、“原因は自分にある。”というグループに所属しているのですが、7月7日がちょうどデビュー記念日で、昨日は、観測者というファンの皆さんと一緒に過ごしたんですが、これからもメンバー7人で一緒にいたいなと、これからも観測者の皆さんともっといい思い出を作っていけたら良いなとお願いしました」と語った。
中村は「昨日本作が公開ということで、たくさんの方に映画を観ていただきたいな」とヒット祈願をしたところ、平野から「してないな!」とツッコミが入るも、「しました!しました!」と焦りながら答えていた。
平野は七夕ではお願いをしていないと明かし「今思いついたんですけど、ちっぽけなことですけど、今日来てくださった皆さんが笑顔で返ってくれますように」とかっこよく願いを 語り会場から拍手が起こったが、大倉から「でも、今日は七夕じゃないからね!」という冷静なツッコミが入り、会場には笑いが起きた。
高鶴は「去年の七夕で、映画に出演して、舞台挨拶をしたいという夢を願ったんですが、その夢が今年叶ったんですよ!今日、舞台あいさつができているのが初めてなんです!」と願いが叶ったことを明かし、「今度は主演で映画に出演できますように!」と今年の願いをコメント。
山田監督は「ヒッチハイクを観に来てくださる人が増えることを願っております」と作品への想いをアピールした。

さらに、ホラー作品ということから、霊感がある MC が「不思議な体験したことある方いらっしゃいますか」と質問。
中村は「人がいると思ったら誰もいないことや、特定の場所にいくと絶対頭が痛くなります」と答えると、MC から「僕も特定の場所に行くと、耳鳴りがします」と共感し、「え!それ、某TV局ですよね?」と恐る恐る中村が言うと、「そう!某TV局にはいます!!」と互いに共感し合い、さらに、「四谷の太田プロの撮影所もヤバいですよね!」と霊感話で盛り上がった。

最後に大倉が代表して挨拶。「『ヒッチハイク』という作品は、人間がどう行動していくか、そしてその気持ちをどこにぶつけていくかというのがすごく大切な部分なんじゃないかなと思っております。もちろんジョージ一家の恐怖もそうですけれども、一人ひとりキャラクターの背景だったり、葛藤だったり、そういうところも一つ一つ丁寧に観ていただけたら嬉しいなと思います。一つ一つのシーンが全て大切に描かれていて、ちゃんと記憶して点と点をつなげていくとどんどん分かる部分もあってどんどん自分の中で回収されていくところが面白いところだと思ってます。今後とも『ヒッチハイク』をよろしくお願いします」とアピールした。

ホラー映画「ヒッチハイク」完成披露舞台挨拶 大倉空人、中村守里、平野宏周、川﨑麻世ら登壇
「ヒッチハイク」ポスタービジュアル

【STORY】
異次元の山奥で繰り広げられる惨劇の一夜。その車には、絶対に乗ってはいけない―。大学生の涼子(中村守里)と茜(高鶴桃羽)は、ハイキングの帰りに山道で迷ってしまう。やっとバス停に辿り着いたものの、バスが来る気配は全く無かった。さらに、涼子は足を怪我しており、茜の彼氏も飲み会で迎えに来られないらしい。ふたりは、意を決してヒッチハイクをすることに。こんな山奥で無謀にも思えたが、運良く一台のキャンピングカーが停まる。運転席から降りて来たのは、時代錯誤のカウボーイの格好をしたジョージと名乗る男(川﨑麻世)。ジョージは快くふたりを受け入れ、車内へと誘う。そこには、ジョージの家族も同乗していたが、どこか異様な雰囲気が漂っていた―。一方、過保護な親にウンザリしている健(大倉空人)は、悪友の和也平野宏周)を誘い同じ山でヒッチハイクの旅をしていた―。

出演:大倉空人 中村守里 平野宏周 高鶴桃羽 速水今日子 結城さと 花結城こと 乃保田泰志/細田善彦 川﨑麻世
監督:山田雅史 脚本:宮本武史
製作:BBB/ニューセレクト 配給・宣伝:アルバトロス・フィルム 宣伝協力:ブラウニー
2023年/日本映画/日本語/シネスコ/PG12
©2023「ヒッチハイク」パートナーズ
公式HP:http://hitchhike-movie.com 公式Twitter:@hitchhike0707
(2023年7月7日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー)