第72回NHK紅白歌合戦 出場歌手決定 初出場は上白石萌音など10組 Snow Manは”リベンジ初出場”

(2021年11月19日20:50)

第72回NHK紅白歌合戦 出場歌手決定 Snow Manは”リベンジ“初出場
第72回NHK紅白歌合戦(Instagram/@ nhk_kouhaku)

大みそか恒例の「第72回NHK紅白歌合戦」(12月31日午後7時30分~同11時45分)の出場歌手が19日、東京・渋谷の同局で発表された。出場歌手は紅組22組、白組21組、特別企画1組の合計44組で、初出場は上白石萌音、KAT-TUN、SnowManなど10組が決まった。

今年の初出場組は紅組がBiSH、Awesome City Club、上白石萌音、millennium parade×Belle(中村佳穂)の4組。白組はKAT-TUN、平井大、布袋寅泰、まふまふ、Snow Man、DISH//の6組で計10組が決まった。
KAT-TUNはデビュー15周年での初出場を決めた。また東京パラリンピックでパフォーマンスを披露したギタリストの布袋も初出場となった。現在NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演中の上白石は「出会った方々への感謝をこめて、思いをたくさん込めて大切に歌います」と抱負を語った。昨年、初出場として選出されたが、メンバーが新型コロナウイルスに感染して全員が濃厚接触者に該当したため出場を辞退したSnow Manは「1年越しの夢をここにいるSnow Man、ファンや関係者の方々とかなえたい」と”リベンジ“の意気込みを語った。
企画枠では「”カラフル”特別企画」として松平健が2004年以来2度目の出場で「マツケンサンバⅡ」を披露する。

昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大のためNHKホールで無観客での開催となったが、今年は東京国際フォーラム ホールAに会場を変更して2年ぶりに有観客で開催することが決まった。

■第72回NHK紅白歌合戦出場歌手(五十音順、カッコ内は出場回数)



■出場歌手の選考基準

NHKは「紅白歌合戦の選考にあたっては、1.今年の活躍2.世論の支持3.番組の企画・演出という3つの点を中心に、以下のデータを参考資料として検討のうえ、総合的に判断いたしました」としている。
1.今年の活躍
A)CD・DVD・Blu-rayの売り上げ
B)インターネットでのダウンロード・ストリーミング・ミュージックビデオ再生回数・SNS等についての調査
C)有線・カラオケのリクエスト等についての調査
D)ライブやコンサートの実績
2.世論の支持
E)7歳以上の全国3553人を対象にNHKが行った「ランダムデジットダイヤリング」方式による世論調査の結果。
※ 質問は、「紅白に出場してほしい歌手男女各3組」
F)7歳以上の全国8000人を対象にNHKが行ったウェブアンケート調査の結果
※ 質問は、「紅白に出場してほしい歌手男女各3組以上10組まで」


■司会と紅白の今年のテーマ

今年の司会には女優の川口春奈(26)と俳優の大泉洋(48)、同局の和久田真由子アナウンサー(32)が決まっている。今年は「紅組司会」「白組司会」「総合司会」という従来の呼称を変えて、「司会」に統一する。「番組の進行とともに、紅組白組はじめご出演いただくすべての歌手・アーティストを応援する存在」としている。
紅白の今年のテーマは「Colorful~カラフル~」。「去年から続く新型コロナのために、わたしたちの日常の暮らしは変わりました。なんとなく彩りの欠けた日々や景色が、当たり前のことになってしまいました。そんな時代だからこそ、2021年最後の夜は世の中を少しでも『カラフル』に彩りたい、わたしたちはそうした思いを込めて、紅白をお届けします。そして『カラフル』には、多様な価値観を認め合おうという思いも込められています。あらゆる色が集い、重なり合い、称え合い、素敵な大みそかを彩る。それが今年の紅白です」と趣旨を説明している。また「多様性」「ジェンダーバランス」などが重視されるのを受けて「オール・オア・ナッシングではなく時代に合わせて演出も変えてゆく」として、番組のロゴも赤と白にはっきり分けずにグラデーションを施した。