フジ社長、中居の女性トラブル問題で謝罪 調査委設置し調査

 

(2025年1月18日12:30)

フジ社長、中居の女性トラブル問題で謝罪 調査委設置し調査
中居正広(X/nonbiri_info)㊧とフジテレビの港浩一社長(公式サイトから)

中居正広(52)の女性トラブル問題で、フジテレビの港浩一社長(72)らが17日、記者会見して同問題について謝罪し、第三者の弁護士を中心にした調査委員会を設置して同社社員の関与の有無や事後対応について調査することを明らかにした。一方で、トラブルとその後のフジの対応について「今後「(調査委に)調べてもらう」として社員の関与疑惑などの具体的内容についての回答を回避した。

報道によると、港社長は、会見の冒頭で、「一連の報道により、視聴者、関係者に多大なご迷惑、ご心配をお掛けしています事、および、現在まで弊社から説明ができていなかったことについてお詫び申し上げます」と謝罪した。

今回のトラブルは2023年6月初旬に把握していたという。社員が女性の様子の変化に気づき話を聞いていたという。その後中居からも連絡を受けたが、女性は「事案を公表せず、他社に知られずに仕事に復帰したい」という意思があったことや、「センシティブな領域の問題」として「話を聞いた」だけで聞き取り調査」には至らなかったという。
「より多くの人間がこの件を知ることになる状況を生むため、プライバシーや本人の意思が尊重されないのではないかという点で大きな疑念があった」と説明。「報告は私まで上がってきていたので、対応に関する判断は、私の責任」とした上で、「当時の対応が適切だったかを今後調べていただきたい」と述べたという。
また、中居が出演する同局の「だれかtoなかい」の放送をその後も続けていたことについては「唐突に終了することで憶測が生じることを懸念し、慎重にタイミングを計っていた」と説明したという。

また「週刊文春」が中居と女性の会食にフジ社員関わっていたと報じたことに関しては、フジは昨年12月に「当該社員は会の設定を含め一切関与していない」と否定。中井も今月9日のコメントで「トラブルの事実があったことは事実」としたが「当事者以外の関与の事実はない」としていた。この点について今回の会見では改めて否定したという。タレントとの飲食の席に女性局員が渾身で出席することはあるが、あくまで「自由参加」で上からの圧力日手は「そういう社風ではない」と否定。フジ社員が女性アナとタレントとの飲み会をセッテイングして、2人きりにして性的接触をさせることが繰り返されているとの報道については「そういうことはなかったと信じたいと思いますが、それも含めて調査委員会にゆだねたい」と述べたという。

中居と女性とのトラブルや、会社の対応、フジ社員の関与などについての具体的内容については、「(調査委の)調査に関わることなどを理由に「お答えできない」「回答は控えさせてください」を連発したという。「真相解明にはほど遠かったようで、調査委の調査に丸投げしたといわれても仕方がない」(テレビ関係者)。
また、朝日新聞(18日朝刊)によると、会見の参加は放送記者会(一般紙、通信社、スポーツ新聞が加盟)に限られ、NHKや在京キー局はオブザーバー参加で質問はできず、テレビカメラもなし、ネットメディアやフリーの記者も参加できなかったという。記者会はオープンな形での記者会見を要請したが拒否されたという。
社会的な関心も高く、性的トラブルがあったのなら社会問題でもあり、オープンな記者会見にしなかったのは問題。元フジ社員と報じられている女性と中居のトラブル問題に真摯に向き合っているとは思えない対応といわれても仕方がない。いずれにしても、調査委員会には独立性と透明性を保った形での厳正な調査と真相解明を含めた調査結果の公表が待たれる。