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レディー・ガガがレイプされ精神的に不安定になり自傷した体験を激白

(2019年11月8日)

レディー・ガガ(33)が女性誌「Elle」の表紙を飾りインタビューでレイプされたトラウマで精神的にパニックになり自傷した体験などを赤裸々に告白した。

ガガはレイプ体験が原因で精神的にパニックになった時の恐怖の体験について初めて明かした。
「私は緊急の手当てをするためにER(緊急救命室)に運ばれ、精神科のドクターが来ました。私はただ叫んでいて、『誰か本物のドクターをよこしてもらえないか?』といいました。何が起きているのか理解できませんでした。体全体が麻痺し完全に崩壊していたんです」という。

精神的な崩壊はレイプのトラウマと全身に激しい痛みが生じる線維筋痛症が組み合わされて起きたものだという。「私の場合、線維筋痛症は軽いもので、(レイプの)トラウマの反応がヘビーでした。数か月にわたって繰り返しレイプされた後に、街角に放り出されたような感覚を繰り返し感じました」という。
「ドクターは私を落ち着かせメトルカルバモールとオランザピンを処方しました。その日は回復し、そしてドクターと私のすべての友人たちが私の人生を救いました」という。 メトルカルバモールは骨格筋の痙攣や緊張を鎮めるための弛緩剤の一つで、オランザピンは抗精神病薬の一つだという。

■セラピーで自傷行為を克服

さらにガガはDBT(弁証法的行動のセラピー)と呼ばれるセラピーを受けていることを明かした。「DBTはととても素晴らしいもので、メンタルヘルスにとてもいい」という。また自傷行為を克服する事にも効果があるという。

「このことはあまり話していなかったけど、みんなにこの問題を知ってもらうことは大切だと思う。私は長い間カッター(自傷行為をする人)だった」という。セラピーを受け「自傷行為をやめるためにはみんなにこのことを話して助けを求めることだと気が付いた」という。そして「もう(自傷行為を)しなくなったことはともうれしい。そしてそれを美化しないようにしてほしい」などと語った。

ガガは2014年、19歳のときにレイプされたことを初めて公に話した。その2年後にレイプされたことでPTSD(心的外傷後ストレス障害)をわずらっていたことを明かしていた。2017年には体調不良でワールドツアーを延期し、身体の問題だけでなく精神的な問題についても明かしていた。今回のインタビューでその詳細が初めて明かされたものとして注目される。