トム・ホランド、猛犬から妹を守った少年を「スパイダーマン」のセットに招待

(2021年12月23日12:00)

トム・ホランド、猛犬から妹を守った少年を「スパイダーマン」のセットに招待
トム・ホランド(Instagram/@tomholland2013)

映画「スパーダーマン:ノーウェイ・ホーム」のトム・ホランド(25)が、猛犬から妹を守って重傷を負った少年を同作の撮影セットに招待する約束を果たした。少年の父親がその模様を撮影した写真や動画を自身のインスタグラムに投稿して感謝の言葉をつづった。

スパイダーマンファンのブリッジャー・ウォーカー君(当時6歳)は2020年7月、米ワイオミング州の自宅前で遊んでいた妹(当時4歳)がジャーマンシェパードのミックス犬に襲われたとき体を張って守った。ウォーカー君は頬を噛まれるなどして重傷を負い、2時間かけて90針以上を縫う手術を受けたという。ウォーカー君の勇気をホランドやアン・ハサウェィらが称えるコメントを寄せていた。

ホランドはウォーカー君を撮影セットに招待してクモの糸を操る体験をさせてあげると約束。その約束をこのほど実行したという。

ウォーカー君の父親は自身のインスタグラムにセットを訪問したときの写真や動画を投稿して「犬に襲われた妹を救ったブリッジャー・ウォーカーはトム・ホランドから、ゼンデイヤ(共演女優)が練習しているスタントの代役をやらないかと誘われました。”ウエブ・スウィング?“をやりたくない人はいないでしょう」と報告。「まず、この夢のような冒険を実現させてくれたトム、ゼンデイヤ、そしてマーベルとソニーのキャストとクルーに心から感謝します」とコメントした。

そして「最初に撮影現場に着いたとき、(セットの舞台が)ベールを脱いだら子供たちにとって映画の魔法が失われてしまうのではないかと少し心配になりました。しかし、それは正反対でした。トム、ゼンデイヤ、ハリー・ホランド、ジェイコブ・バタロン、トニー・レヴォロリ、そしてキャストとクルー全員が、子どもたちをスターにしたような気分にしてくれました。彼らはただ優しいヒーローを演じているのではなく、本当にそうなのです」とつづった。

「(スパイダーマンの)フルコスチュームのトムがセットの上の電柱の上にいるのを見たときの子供たちの表情は、とても貴重なものでした。トムが子供たちに手を振っている姿は、自分も興奮して感動的でした」という。

「しばらくして、トムとゼンデイヤがやってきました。彼らが子供たちに見せてくれた優しさは、一生忘れることはないでしょう。ゼンデイヤはすぐに私の10代の娘に近づき、どれだけ自分のネイルが好きかを話してくれました。そのシンプルな行動が、私にとってどれほどの意味を持つのか、娘はわかったでしょうか」と感激。

ホランドは一日中、ウォ―カー君と家族の個人的なガイドをしたという。「私が言えることは、トムの両親はとても誇りに思うだろうということです。とても紳士的で、本当に良い人でした。ハリウッドの中で、ホランド家の息子たちほど謙虚で礼儀正しい若者はいないでしょう」とホランドを絶賛した。「スパーダーマン:ノーウェイ・ホーム」は17日から全米で上映中。日本は来年1月7日公開。