ダコタ・ジョンソン、「フィフティ・シェイズ」撮影の舞台裏を赤裸々に語る「常に戦いだった」

(2022年6月29日11:40)

ダコタ・ジョンソン、「フィフティ・シェイズ」撮影の舞台裏を赤裸々に語る「常に戦いだった」
ダコタ・ジョンソン(Instagram/@dakotajohn.official)

人気シリーズ「フィフティ・シェイズ」のダコタ・ジョンソン(32)が、米誌「ヴァニティ・フェア」の表紙を飾り、インタビューで同シリーズの製作中に経験した舞台裏での「戦い」について赤裸々に語った。「さまざまな意見の相違があった。今まで正直に話すことができなかった」という。

ジョンソンは、E・L・ジェームズの官能小説を映画化した本作で、ジェイミー・ドーナン演じるサディストの若き富豪クリスチャン・グレイと秘密の契約を結びSMプレイの相手をするヒロインのアナ・スティールを大胆に演じて注目された。サム・テイラー=ジョンソン監督の第1作は2015年に公開されヒットし、その後ジェームズ・フォーリー監督で「フィフティ・シェイズ・ダーカー」(2017年)と「フィフティ・シェイズ・フリード」(2018年)が製作された。

「ヴァニティ・フェア」のインタビューに応じたジョンソンは、「結局作った映画とは全く違うバージョンをやるためにサインした」と語った。そしてスタジオ、監督、原作の著者の女流作家E.L.ジェームズ自身の問題を挙げた。

ジェームズについて「彼女は一日中、毎日、創造的な面でコントロールしていた。そして特定の事が起こることを要求しました」としたうえで「本の中には時には信じられないほど安っぽい内面のモノローグのような、映画ではうまくいかない部分がありました。大声で言うのはうまくいきませんでした。常に戦いだった。常にね」と語った。

ダコタ・ジョンソン、「フィフティ・シェイズ」撮影の舞台裏を赤裸々に語る「常に戦いだった」
「フィフティ・シェイズ・フリード」のジョンソン㊨とドーナン(Instagram/@fiftyshadesmovie)

ジョンソンによると、当初クリスチャン役に起用されていたチャーリー・ハンナムが降板したとき、ジェームズは劇作家のパトリック・マーバーの脚本を捨てたという。 <br><br>「私たちは(ジェームズが)作りたい映画のテイクをやって、それから私たちが作りたい映画のテイクをやった」という。「前日の夜には、古いセリフでシーンを書き直して、あちこちにセリフを追加できるようにしました。ずっと大混乱という感じだった」という。

「私は若かった。23歳だった。だから怖かったの」と、3本の映画契約にサインしたことについて語った。「ただ、クレイジーなものになった。いろいろな意見の相違があった。映画を正しい方法で宣伝したいから、今までこのことについて正直に話すことができなかったし、最終的に作ったものを誇りに思うし、すべてが想定通りになったけど、厄介だった」"と語った。

また、ドーナンとは互いに嫌っていたというネット上の憶測を否定して、ドーナンは自分にとって「兄弟のような存在」であり、2人はお互いを「信頼し守っていた」と語った。

また、2作目、3作目で女性のサム・テイラー=ジョンソン監督から男性のジェームズ・フォーリー監督に代わった際には、「違うエネルギー」を感じたとし、カメラの後ろに男性がいることで「あの奇妙なことをするのは違っていた」と語った。

「誰のキャリアも傷つけたくないし、誰の評判も落としたくないから、まだ言えないことがあるけれど、ジェイミーも私も本当によくしてもらったわ」と彼女は続けた。

ジョンソンは同作品に出演したことを「後悔していない」としながらも、「もしあの時、こういうことになると知っていたら、誰も出演しなかったと思う。でも、後悔はしていません」と語った。