ビヨンセ、グラミー賞の歴代最多受賞32回受賞 西城秀樹さんのおい受賞

(2023年1月7日13:00)

ビヨンセ、グラミー賞の歴代最多受賞32回受賞 西城秀樹さんのおい受賞
受賞のスピーチするビヨンセ(Instagram/@recordingacademy)

米音楽界最高の栄誉とされる第65回グラミー賞の授賞式が5日(現地時間)、ロサンゼルスで行われビヨンセ(41)が「ルネッサンス」で最優秀ダンス/エレクトロニック・ミュージック・アルバム賞などを受賞しグラミー賞の最多受賞記録32回を達成した。日本人では作編曲家の宅見将典さん(44)が、アルバム「SAKURA」で最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞、ドラマーの小川慶太さんが参加するバンド「スナ―キー・パピー」の作品が最優秀コンテンポラリー音楽楽器アルバム賞を受賞した。

ビヨンセは最優秀アルバム賞など最多9部門でノミネートされ、最優秀ダンス/エレクトロニック・ミュージック・アルバム賞(「ルセッサンス」)、最優秀R&Bソング賞(「CUFF IT」)、最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス賞(「PLUSTICOFFTHESOFA」)、最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング賞の4冠を達成した。最優秀レコード賞と最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞の主要3部門の受賞は逸した。

米誌「People](電子版)によると、ビヨンセは感謝の言葉を述べ、スピーチの最後に、「クィア・コミュニティの皆さんの愛と、このジャンルを発明してくれたことに感謝します」と述べ、ダンス/エレクトロニック・ミュージックのジャンルを作り上げたクィア・コミュニティに特別なエールを送った。

ビヨンセが破ったこれまでの記録保持者は、ハンガリー系イギリス人の指揮者ゲオルグ・ショルティで、グラミー賞31回受賞という記録を長く保持していた。ショルティは、シカゴ交響楽団の音楽監督を22年間務める前に、ヨーロッパ中のオーケストラを率いていた。

■西城秀樹さんのおいの宅見将典さんとドラマーの小川慶太さんが受賞

作編曲家の宅見将典さん(44)が、アルバム「SAKURA」で最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞を受賞した。宅見さんは2000年にロックバンド、sirenでメジャーデビューして、脱退後は作曲家、編曲家として活動しEXILE、DAIGOなどの作品に関わっている。宅見さんは歌手西城秀樹さんのおい。
またドラマーの小川慶太さんが参加するバンド「スナ―キー・パピー」の作品が最優秀コンテンポラリー音楽楽器アルバム賞を受賞した。


■第65回グラミー賞主要4部門の受賞
最優秀レコード賞 リゾ(「アバウト・ダム・タイム」)
最優秀アルバム賞 ハリー・スタイルズ(「ハリーズ・ハウス」)
最優秀楽曲賞 ボニー・レイット(「ジャスト・ライク・ザット」)
最優秀新人賞 サマラ・ジョイ