パリス・ヒルトン、あの大物プロデユーサーからトイレまで追いかけられた恐怖体験を告白

(2023年2月26日20:00)

パリス・ヒルトン、あの大物プロデュ―サーからトイレまで追いかけられた恐怖を告白
ファッション雑誌「Glamour」のカバーストーリー登場したパリス・ヒルトン(Instagram/@parishilton)

パリス・ヒルトン(42)が、19歳の時に性的暴行事件で服役中のハリウッドの大物プロデュ―サー、ハーヴェイ・ワインスタイン受刑者(70)からトイレまで追いかけられたことをファッション雑誌「Glamour」(英国版)で告白した。

ヒルトンの告白によると、19歳だった2000年、カンヌ国際映画祭でワインスタインが主催するエイズ研究のためのガラに出席するために現地を訪れ、ガラの前日にワインスタインに会ったという。

「友達とランチをしていたら、彼がテーブルにやってきて、『女優になりたいんだね』って。『ええ、本当に映画に出たいの』と言ったわ」とヒルトン。「私は10代だったから、彼に感銘を受けたの。私は『ハーヴェイ・ワインスタインってなんてかっこいいんだ!』って思っていたら、彼が『じゃあ、ミーティングをしよう。僕の部屋に来て脚本を読めばいい』って…私は行きたくなかったから、一度も行かなかった」という。

翌日の夜のガラでワインスタインは攻撃的になったという。ヒルトンを女性用トイレまで追いかけてきて、「スターになりたいのか?」と叫んだという。「私がトイレに入ると、彼は私の後をついてきた。彼はドアを開けようとして、ドアを叩いて。私は開けなかったわ。そしたら警備員が来て彼を外に出した。彼は『これはオレのパーティーだ』って叫んで、気が狂ったみたいだった。怖くて怖くて…」と恐怖の体験を告白した。

ワインスタインについて「ハリウッドでとても力のある人物で、誰もが恐れているような人物だったわ。私は何も言いたくなかったの。『何か言って怒られるのは嫌だ』って思っていたから。彼はそんな感じだったから、みんな見て見ぬふりしてという感じだった」という。

パリスは「Glamour」誌の表紙を飾った写真などを自身のインスタグラムに投稿して「このインタビューは今までで一番好きなインタビューの一つで、今までで一番オープンなインタビューになったわ」などとコメントしている。。 ワインスタインは、ロサンゼルス郡刑務所から広報担当者を通じて、米誌「Variety」にコメントを発表して、「そんなことは決してなかった。彼女に怒鳴ったり、後を追ったりしたことはない」と否定したという。広報は「彼は常にパリス・ヒルトンに最大限の敬意と優しさをもって接しており、常に2人は友好的な関係であったと信じていました」と述べた。
一方、ヒルトンの広報担当者は、「Variety」の問い合わせにコメントを拒否したという。

ヒルトンの「Glamour」のカバーストーリーは、ワインスタインがロサンゼルスで3件のレイプと性的暴行で有罪判決を受け、16年の禁固刑を言い渡されたのと同じ日に発表されたという。一連の性的暴行で告発された元映画プロデューサーのワインスタインは2020年、ニューヨーク裁判所で性的暴行で有罪判決を受け、禁固23年の実刑判決を受け服役している。ロサンゼルスの裁判官は、ワインスタインにニューヨークの裁判所が命じた刑期を終えた後にロサンゼルスの刑期を務めるよう命じ、残りの人生を獄中で過ごすことが事実上確実になったという。

ヒルトンは1月に代理出産で第1子男児が誕生したことを発表。その後15歳の時に性的暴行を受けたことを公表し、さらにワインスタインからの性被害を公表するなど話題を呼んでいる。3月2日に自伝「Paris: The Memoir(パリス:回顧録)」が3月2日に発売されるのを前にキャンペーンを展開している。