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映画
第81回べネチア国際映画祭、ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーの”ニアミス”防止に配慮
(2024年8月29日11:00)
第81回ベネチア映画祭(現地時間8月28日~9月7日)が開幕したが、主催者は元夫婦のブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーがすれ違わないよう、予防線を張っているという。
米Page Sixによると、ピットとジョリーは今週、ベネチア国際映画祭で映画のプロモーションを行う際、気まずい衝突を避けることが可能になったという。
米誌ヴァニティ・フェア誌のインタビューに応じた映画祭のアーティスティック・ディレクター、アルベルト・バルベラ氏は、有名な元夫妻の作品がスケジュール上で重ならないよう特別な配慮をしたと語ったという。
ジョリーは、伝説のソプラノ歌手マリア・カラスを演じた「マリア」がコンペティション部門に出品され、28日に現地入りしてプレミア上映に出席した後、すぐにパブロ・ラライン監督と共に米コロラド州で開催されるテルライド映画祭に出発する。「ブラッドは土曜日(31日)にベネチアに到着します。映画祭が開催される有名な島のリドで2人がすれ違うことはあり得ません」という。
ピットは、ジョージ・クルーニーとの共演映画「ウォルフ」(原題:Wolfs)のプレミアが9月1日に行われる。
ジョリーは2016年に離婚を申請し、法的に離婚は成立したが、フランスの有名なワイナリー、シャトー・ミラヴァルの所有権などの問題をめぐって、2人は今も争い続けている。夫妻にはマドックス(22)、パックス(20)、ザハラ(19)、シャイロ(18)、そして双子のノックスとヴィヴィアン(15)がいるが、ジョリーと一緒に生活しており、シャイロが裁判所に「ピット姓」を外す手続きをして認められるなど、子供たちのピット離れが進んでいる。
今年のベネチア国際映画祭のコンペ部門には、前出のジョリー主演の「マリア」(原題:Maria)のほかに、「ジョーカー」の続編となる、ホアキンン・フェニックスとレディ・ガガが共演する「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」など21作品が出品されて最高賞の金獅子賞などが決まる。
また、アウト・オブ・コンペティション部門には、前出のピ糸とクルーニー共演の「ウォルフ」、オープニングを飾ったティム・バートン監督の「ビートルジュース ビートルジュース」、北野武監督の「Broken Rage」、黒澤清監督の「Cliud クラウド」が出品される。
「ビートルジュース ビートルジュース」は、1988年の超常現象コメデイ「ビートルジュース」の続編で、死後の世界からやってきた600歳の主人公が人間たちを怖がらせる。ワールドプレミアにはティム・バートン監督をはじめ、マイケル・キートン、ジェナ・オルテガ、ウィノナ・ライダー、ジャスティン・セロー、モニカ・ベルッチ、ウィレム・デフォー、ケイト・ブランシェット、キャサリン・オハラら豪華キャストがレッドカーペットに登場して盛大に映画祭が開幕した。