「フォレスト・ガンプ/一期一会」が 4Kニューマスター版で25年ぶりに再上映

(2022年1月19日12:00)

「フォレスト・ガンプ/一期一会」が 4Kニューマスター版で25年ぶりに再上映
「フォレスト・ガンプ/一期一会 4Kニューマスター版」(©1994 by Paramount Pictures.All Rights Reserved.)

ロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクスがタッグを組み、米アカデミー賞で作品賞を含む6部門を受賞した不朽の名作「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1995年3月日本初公開)が4Kニューマスター版で約25年ぶりに再上映される。

「フォレスト・ガンプ/一期一会 4Kニューマスター版」は3月18日(金)より全国公開される。同作は1985年にウィンストン・グルームが発表した小説「フォレスト・ガンプ」を題材に、主人公フォレスト・ガンプの数奇な半生を描いた作品。普通の人より知能指数は劣るが、純真な心と恵まれた身体能力を持ち、母(サリー・フィールド)を愛し、幼馴染のサリー(ロビン・ライト=㊦の写真㊨)への一途な想いを貫き、いじめにあいながらも数々の奇跡的な成功を収め、周囲に幸福もたらしていく「うすのろフォレスト」の半生を、アメリカの1950 - 80年代の歴史を交えながら描いたヒューマンドラマ。子供時代から大学に進学しベトナム戦争に従軍し、負傷した兵士を多数助けて表彰され、除隊後にエビ漁で成功し、歌手として活動していたサリーと再会するなどの波乱に富んだガンプのドラマが時にユーモラスに、そして感動的に描かれている。

「フォレスト・ガンプ/一期一会」が 4Kニューマスター版で25年ぶりに再上映
「フォレスト・ガンプ/一期一会 4Kニューマスター版」(©1994 by Paramount Pictures.All Rights Reserved.)

トム・ハンクス演じるガンプとニクソン大統領やジョンソン大統領、さらにはジョン・レノンと会話する合成の映像や、ガンプがプロの選手並みにピンポンをする特殊撮影の映像が当時では画期的で話題を呼んだ。また劇中、ボブ・ディラン「雨の日の女」、ビーチ・ボーイズ「スループ・ジョンB」、ママス&パパス「カリフォルニア・ドリーミン」、バッファロー・スプリングフィールド「フォー・ホワット」、アレサ・フランクリン「リスペクト」、ドアーズ「ブレイク・オン・スルー」など時代を象徴する名曲の数々が流れる。

同作は第67回アカデミー賞で作品賞、監督賞(ロバート・ゼメキス)、脚色賞、主演男優賞(トム・ハンクス)、編集賞、視覚効果賞を受賞。ハンクスの主演男優賞はエイズと闘う主人公を演じた「フィラデルフィア」(1993年)に続いて2年連続の受賞だった。

2021年12月19日に放送された「行列のできる相談所」(日本テレビ系)で、「金曜ロードショー」(同)とコラボした日本人が好きな映画ランキングTOP100の選出で13位にランクされるなど、今なお多くの映画ファンに愛され続けている。
人生を豊かにしてくれる沢山の名言・名ゼリフが登場することでも知られ、その中でも 「人生はチョコレートの箱のようだ。開けてみないと中身はわからない。」はアメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)が「AFIアメリカ映画100年シリーズ」の一環として選出した「アメリカ映画の名セリフベスト100」の40位に選出された。