SFスリラー「ノック 終末の訪問者」が「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の全米1位独走を止める!?

(2023年1月5日16:45)

ジェームズ・キャメロン監督の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」が7週間にわたって米興行成績のトップを独走しているが、新登場の作品が同作を上回ると予想されている。3日(現地時間)、全米で公開されたM・ナイト・シャラマン監督のSFスリラー「ノック 終末の訪問者」(原題:Knock at the Cabin)がヒットして週末興行収入のトップになる可能性があるという。米メディアが報じた。

 SFスリラー「ノック 週末の訪問者」が「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の全米1位独走を止める!?
「ノック 終末の訪問者」(Instagramu/@mnight)

米サイト「TMZ」によると、「ノック 週末の訪問者」は、これまでのところ540万ドル(約7億800万円)を売り上げ、5日(現地時間)までに約1450万ドル(約19億円)を稼ぐ勢いだという。

「シックス・センス」(1999年)、「アンブレイカブル」(2000年)、「ミスター・ガラス」(2019年)、「オールド」(2021年)などで知られるシャマラン監督の待望の最新作として話題の同作は、一家が森の中のキャビンでバカンスを楽しんでいたところに、武器を持った4人組がドアを破壊して侵入し、リーダー格のレナード(デイヴ・バウティスタ)は「世界の終末を回避できるか否かはあなたたちの選択にかかっている」と告げるという内容。日本公開は4月7日。

初期の予想(週末で1500万ドル~2000万ドル)より低いものの、この数字は1か月以上1位を維持している「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」を超えるのに十分なヒットだという。週末(3日~5日)の興行成績の予想では、「アバター」は約1000万ドル(約13億2000万円)と予想されているが、その数字だと、かなり好調な新作の2作品を下回り3位に転落することになるという。

3日(現地時間)に公開されたジェーン・フォンダ主演の「ブレイディのための80」(原題:80 for Brady)は、今週末1300万ドル(約16億9200万円)前後と予想されている。
同作は、元NFLのスーパースターのクォーターバック、トム・ブレイディが製作を務めカイル・マーヴィン監督のスポーツコメディ映画で、2017年のスーパーボウルでトム・ブレイディのプレーを見るために旅をする4人の年配女性の友人たち(リリー・トムリン、ジェーン・フォンダ、リタ・モレノ、サリー・フィールド)の姿を描いている。

いずれにせよ、「アバター」の1位独走は終わりを告げようとしているようだが、この超大作は、誰もが期待する以上の収益をあげて現在、歴代4位の興行収入を記録している。しばらくは、他の作品に1位を譲ってもいいのではないか、少なくとも「パート3」が公開されるまでは―と同サイトは報じた。