第35回東京国際映画祭が作品エントリー開始 コンペ部門と「アジアの未来」部門

(2022年4月20日15:10)

第35回東京国際映画祭が作品エントリー開始 コンペ部門と「アジアの未来」部門
第34回「東京グランプリ」受賞作品 「ヴェラは海の夢を見る」。代理で受賞した駐日コソボ共和国大使館 臨時代理大使アルバー・メフメディ氏(中央)とイザベル・ユペール審査委員長㊧(©2021 TIFF)(©2021 TIFF)

東京国際映画祭事務局は20日、第35回東京国際映画祭の作品募集を開始したことを発表した。募集期間は4月20日(水)~7月15日(金)。同映画祭は10月24日(月)から11月2日(火)まで日比谷・銀座エリアで開催される。

東京国際映画祭ではこれまで様々な部門で世界の第一線で活躍する監督たちの新作やこれから世界に躍り出るであろう才能あふれる監督たちの力作を数多く上映してきた。昨年から会場を日比谷・銀座エリアに移転し、プログラマーも交代し部門構成の改変を行った。今年もその路線を踏襲し、「コンペティション」部門については、昨年同様ジャパン・プレミア(日本初上映)を原則とする方針で日本未公開作品を公募。ドキュメンタリーとアニメも対象となる。
「アジアの未来」部門も昨年同様日本・中東地域を含めたアジアの新鋭監督の3作目までのフレッシュな魅力あふれる長編作品を集め、各賞を競う形となる。その他の部門についても基本的には昨年同様を予定しており、確定次第追って発表される。 「つきましては、上記の2部門(「コンペティション」部門と「アジアの未来」部門)に関して、本日より世界中から作品を募ります。応募詳細は、東京国際映画祭公式サイト、作品応募ページにてご確認ください」としている。

第35回東京国際映画祭に当たり同事務局は「新型コロナウイルスの状況にまだまだ不透明感はありますが、感染拡大防止に最大限配慮した上で、今年も第35回東京国際映画祭を開催するべく諸準備を進めています。映画業界にも復活の兆しが見え始めてきていますので、映画祭の灯もそれを照らしていくべく絶やさずにおきたいと思います」としている。