「スパイダーマン:ノー・ウェィ・ホーム」、コロナ・パンデミック時代で初めて全世界興収10億ドル突破

(2021年12月28日15:30)

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が、コロナ・パンデミックの2019年以降、全世界の興行収入が初めて10億ドル(約1150億円)を突破した作品となった。

「スパイダーマン:ノー・ウェィ・ホーム」のトム・ホランド(Instagram/@spidermanmovie)

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、17日から米国で公開されている「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(日本は来年1月7日公開)がオープニングで2021年最高のチケット売上げを記録し、公開2週目となるクリスマスの週末にも好調な成績を収め、新型コロナウイルス・パンデミック時代の映画として初めて、世界興行収入が10億ドルを突破した。

同作は先週末の3日間(24日~26日)で推定8,150万ドル(約93億7250万円)を売り上げ、初登場のユニバーサルの「SING/シング:ネクストステージ」(2,380万ドル=27億3700万円)とワーナーブラザーズの「マトリックス リザレクション」(1,200万ドル=約13億8000万円)を上回り首位をキープした。

わずか12日間で、北米で4億6700万ドル、海外で5億8710万ドルの興行収入を上げ、全世界で10億5000万ドルを達成した。2019年の 「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの誕生」以降で初めて10億ドルの大台に乗ったという。重要な中国市場で上映されず、コロナのオミクロン株の脅威にさらされながらもこの偉業を達成したという。
パンデミックは米国でも映画産業に打撃を与えている。2021年の北米の興行収入は現在43億ドル(約4945億円)で最終的に44億ドル(約5060億円)程度になる見込みだという。パンデミック以前は、1年間の興行収入が110億ドル(約1兆2650億円)を超えるのが普通だったという。