ダコタ・ジョンソン、「『マダム・ウェブ』のような映画にはもう出ない」

(2024年3月6日11:30)

ダコタ・ジョンソン、「『マダム・ウェブ』のような映画にはもう出ない」
ダコタ・ジョンソン(Instagram/@dakotajohnson)

米人気女優ダコタ・ジョンソン(34)が、「マダム・ウェブ」のような映画にはもう出ないと語ったという。「フィフティ・シェイズ」シリーズでブレイクし、初のマーベルコミックのスーパーヒーローを演じたジョンソンに一体何があったのか。

米サイト「TMZ」によると、ジョンソンは米誌「Bustle」のインタビューに、このマーベル映画が自分の好みではなかったことを本音で語ったという。「あのようなことは今までしたことがなかった。私はあの世界では意味をなさないから、おそらく二度とあのようなことはしないと思う」と語ったという。

ジョンソンはさらに、俳優たちは話題のプロジェクトに熱狂するものだが、いざ撮影に没頭してみると、まったく予想外の展開になることがあると明かした。「マダム・ウェブ」がまさにそうだったという。

また、この映画の失敗を業界の仕組みに原因があると指摘した。彼女によれば、映画会社の上層部の重役たちは、観客が本当はどれほど映画に精通した存在なのかを知らず見くびっていて、それが、この映画を含むハリウッドの最新プロジェクトで的外れな結果を招くのだと指摘したという。

ダコタ・ジョンソンは、俳優ドン・ジョンソンを父に女優メラニー・グリフィスを母に持つハリウッドのサラブレッドで、「フィフティ・シェイズ」シリーズで、大富豪と性的な契約を結ぶ女子大生を官能シーンも含めて熱演してブレイクした。
「マダム・ウェブ」は、ジョンソンを主演に、マーベルコミックに登場する未来予知能力を持つマダム・ウェブの誕生物語を描くサスペンス。ジョンソンは救命士のキャシー・ウェブ/マダム・ウェブを演じた。

米国では2月16日に公開され週末の興行収入で初登場2位。日本では2月23日に公開され、週末の観客動員が5位とマーベルコミック映画としてはもう一つだった。
米国では、.バレンタインデーに始まり大統領記念日に終わる6日間のオープニングホリデーの週末興行は、かろうじて2580万ドル(約37億5000蔓延)を記録しただけで、世界的にもほぼ同じ結果だったという。

ファンからも批評家からも酷評され、共演したシドニー・スウィーニーでさえ、米人気バラエティ番組「SNL」(サタデー・ナイト・ライブ)に出演したときに「誰も見ていない」と冗談を言ったほどだという。TMZは、この映画には、興行的に窮地を救ってくれるスーパーヒーローがいなかったと指摘した。いずれにしても、ジョンソンが次回作にどんな作品を選ぶのか注目される。